車を運転していて、横断歩道で赤信号で止まるのは当然ですが、
信号機のない横断歩道で歩行者がいたら皆さんはどうされますか?
歩行者の安全のために一時停止か徐行しますね。
そんなの常識じゃないのと言いたくなります。
ところが、JAFの歩行者側への実態調査によると、
なんと86%の方が
「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しないクルマが多い」
と回答したそうです。
歩行者側からの回答ですので、86%のドライバーがルールを守っていない
ことにはなりませんが、それにしても多い数字ですよね。
■危ない目に遭遇
9/6の夕方こんなことがありました。
家に帰宅後、ウォーキングをしていた時のことです。
信号機のないメインの通りから右に曲がるT字路の横断歩道を渡ろうとしたら、
左後方から軽自動車が右折してきました、こっちは渡ろうとして歩行者なので
当然止まってくれるものと予想したところ、
全然速度を緩めることなく平然と目の前を走り去りました。
こっちは、前につんのめりそうになりました。
普段冷静な方ですが、さすがに怒りの気持ちが湧き上がってきました。
「歩行者優先だぞ、何考えてるんだー!」と
心の中で叫び、車の背後をじっと見つめました。
運転手は40代前後の女性でした。
昨日経験した出来事をアンガーログに久しぶりに記録しながら、
残念な納得をしてしまいました。
ここで、アンガーログとは、イラッとしたとき、その場で、手帳やスマホなどに書く記録のことです。
■アンガーログの効果とは
少し脱線しますが、アンガーログについて補足します。
ここで詳しく説明があります。
年のせいか、性格のせいか、瞑想をしているせいかわかりませんが、
ふだん腹立つことの少なくて、アンガーログはこのところ書いてませんでした。
昨日の出来事で久しぶりに書いたのが以下です。
1)日時:9/6 午後6時半ごろ、
2)場所:自宅近くの道路
3)何があったか:ウォーキングしているとき、信号機のない横断歩道を渡ろうとして足を踏み出したら
後方からの軽自動車が右折してきて、こちらが渡ろうとしているのを知りながら
スピードを緩めることなく目の前を通りすぎた。
思わず足をとめてつんのめりそうになった。運転者をおもわずがん見した。
40代前後の女性だった。
4)思ったこと:交通規則わかっているのか! 横断歩道では歩行者優先ではないか!
5)怒りの強さ:5
アンガーログをつけることで、気持ちが整理できる効果があるそうです。
■そもそも横断歩道についての交通ルールの中みは
元々の交通ルールの中みはどうなってるかですが、しっかり覚えている人は少ないでしょう。
どうなってるかというと、こうです。
なんか、わかりづらいですね。下に要約をしたのを書いておきました。
自分も、うる覚えで細かいことまでは忘れているのもあります。
ただ、「横断歩道では歩行者優先」というポイントは抑えています。
罰則規定まであります。これは知りませんでした。
■この実態の改善には
交通事故で、怪我したり、命を落とすことほど悲しいことはありません。
事故にあってしまった側だけでなく、
引き起こしてしまった側も双方にとって不幸です。
その事故の1つの要因ともなるであろう、この実態を
まずは安全第一ですので、
運転者は交通ルールを知っているはずという思い込みはやめて、
信号機のない横断歩道を渡るときにはこの数字を頭に描いて注意しましょう。
ウォーキング、ジョギングの時はもとより、普段の歩行時も、
信号のない横断歩道は気を付けましょう。
残念ですが、当面「ドライバーは横断歩道の交通規則を知ってるはずだからとまってくれるはず」
と思わずに、「ほとんどのドライバーは横断歩道の交通しらないから止まってくれないかも」
と思って渡るしかなさそうです。
つぎに、86%という数字を少しでも減らすにはどうすればいいかです。
妙案がうかびませんが、この横断歩道の歩行者がないがしろにされている実体を
何かの折にアウトプットすることでしょうか。
ほとんどのドライバーは横断歩道で徐行しないんだ
ということを口コミやブログやSNSを使って伝えることです。
1人の力は微々たるものですが、
実態を知る人が広がると、私たちも含めた運転者の意識も少しずつ変わっていくのではないでしょうか。
私たち一人一人の安全にかかわることです。
できることを少しずつ実行して、より安全な社会にしたいものですね。