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秋晴れの偕楽園の楽しみ方

10月9日、3連休最後の今日、朝から秋晴れの絶好の行楽日和です。

遠くまで車で行くよりは、渋滞のない近場の偕楽園まで足を運びました。

梅のシーズンとはまた違った良さを味いました。

■南門から散策

梅桜橋近くに車をとめ、南門、櫟(くぬぎ)門、好文亭前を通り、左近の桜、東門付近までの散策です。

デパ地下で調達したお弁当を持参で、木陰での昼食がまた味わい深いものがありました。

梅桜橋を渡りきり、階段から見下ろすと、綺麗に選定された木々と池が見渡せます。

梅のシーズンと違って、人影もまばらで、落ち着いた雰囲気です。

緑の木々に、少しづつ色づき加減の木々も混じり始めました。

雲ひとつない秋晴れです。

■見どころ

南門を抜けて数分歩くと、正岡子規の碑が目に入りました。

なんども来てるのですが、正岡子規の句がある碑をゆっくり眺めるのは初めてです。

「崖急に 梅ことごとく 斜めなり」

1889年(明治22年)に正岡子規が偕楽園を訪れたのですね。

櫟(くぬぎ)門を抜け、階段を10段ほど上りきると、好文亭のたたずまいが見えて来ます。

どの季節の風景にもよくマッチした日本建築です。

「左近の桜」という見事な桜の木の前の木陰のベンチに腰をおろしました。

由緒ある桜の木で、解説の立て看板からその由来を知ると歴史を感じさせられます。

1831年(天保2年)に徳川斉昭夫人が京都御所の仁孝天皇から賜った左近の桜の鉢植えがその元だそうです。

オリジナルのものは枯れてしまって、現在ものは1963年に京都御所の左近の桜をまたいただいて

弘道館と偕楽園に植えたものということです。

お弁当を食べてしばし、休憩です。

日本の名園には、風情のある池があるのが通例ですが、

偕楽園を作った時に、もともとこの地にあった千波湖をその日本庭園の池に見立てたそうです。

これは、以前放映されたNHKの番組「ブラタモリ」からの情報です。

もう見ごろの時期は過ぎてしまいましたが、萩の花がまだ一部見られました。

松の木もこうして見ると見事な枝ぶりです。

東門の近くの休憩所に立ち寄ると、江戸時代に描かれた偕楽園の図の複製版が

展示されていました。初めて見ました。

■入園料無料で、お弁当の持ち込みもOK

なのは、嬉しいですね。

左近の桜の前の木陰で、デパ地下お弁当とデザートまで楽しみました。

梅のシーズンではない、秋の偕楽園はとても落ち着いた雰囲気で、

ゆったりと散策するのにはもってこいの場所です。

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