10月28日の土曜日は、あいにくの雨模様の中、奈良市内のお寺を巡り、
1400年前の飛鳥時代の法隆寺金堂にある釈迦三尊像から、
鎌倉文化の東大寺南大門金剛力士像まで、とても貴重な国宝を直に見ることができました。
最近日本史に興味が湧いてきただけに、実物を前にすると感無量です。
■見学ルート
JR奈良駅と近鉄奈良駅の中間ぐらいのホテルを朝9時ごろ出発。
16:00ごろに近鉄奈良駅までの終了時間まで、約7時間あります。
計画では、法隆寺→薬師寺→唐招提寺→東大寺→興福寺
結局回れたのは、
法隆寺→薬師寺→唐招提寺→東大寺
でした。結構市内に分散していたことと、バスでは交通事情により時間がかかることでした。
特に法隆寺は地図でいうと他の東大寺や薬師寺などから離れたところにあります。
法隆寺までは、JR線、その他は市バスの1日フリーパス500円券と近鉄線を併用しました。
・JR奈良駅→JR法隆寺駅 徒歩15分で法隆寺まで 法隆寺と隣接する中宮寺を見学。
・法隆寺→JR法隆寺駅までバス、JR法隆寺駅→JR奈良駅まで電車
・JR法隆寺駅前→薬師寺東口までバス 薬師寺へ、薬師寺見学
・薬師寺→唐招提寺 まで徒歩10分程度。 唐招提寺までいく途中の蕎麦屋で昼食。
・唐招提寺→近鉄西の京駅 徒歩10分程度。 西の京駅→近鉄奈良駅
・近鉄奈良駅→東大寺 バスで10分程度。 東大寺、正倉院の建物を見学
・東大寺→近鉄奈良駅 で時間切れ。
結局、興福寺、春日大社、正倉院展は見ることができず、次回の楽しみにします。
今回は印象に残った見所のうち法隆寺について記載します。
■法隆寺
何と言っても、7世紀に建てられ、聖徳太子ゆかりの地である、法隆寺は奈良に来たら必見の場所です。
五重の塔と隣接する金堂がある西院伽藍と呼ばれるところに真っ先に向かいました。
日本最古の寺院建築となっています。
金堂にはお目当ての国宝「釈迦三尊像」がありました。
623年に聖徳太子の冥福のため止利仏師が造ったとされています。
実物を見ると、少しスリムで端正なお顔立ちの仏像にうっとりします。
写真撮影禁止なので、Webからの写真がこちらです。
その脇の方にある大宝蔵院に向かいました。そこで、玉虫の逗子と百済観音像を間近で拝見しました。
玉虫厨子は、実物は写真でみて想像してたよりも、くすんだ感じの色合いでした。
厨子というのは仏像などの礼拝対象を納めて屋内に安置する、屋根付きの工作物のことだそうです。
こちらも写真撮影禁止でしたので、こんな感じです。
こちらも飛鳥時代のお宝で、お目当ての作品です。
同じ大宝蔵院に、百済観音像がありました。
思ったよりも、高さがあり、210.9cmあります。
こちらも飛鳥時代の作品です。
このころのお仏さんは皆スリムだったのでしょうか、スマートで
カッコ良いお姿でした。
最後に、東院伽藍と呼ばれる場所で夢殿を見学しました。
聖徳太子の等身大とされる、救世観音像を拝見しました。
ここに収められているのが、救世観音像です。
飛鳥時代の主要な国宝に間近で拝観するという貴重な体験ができました。
今回の旅から始めた「御朱印帳」に押印と記帳してもらいました。
聖徳太子の言葉、「和をもって尊しとなす」と書かれています。
法隆寺以外のお話は別に記事にします。