2017年10月下旬小雨混じりの土曜日、奈良のお寺の国宝を巡る旅の唐招提寺編です。
薬師寺の近くにあり、ここも奈良に来た時のおすすめスポットです。
鑑真和上の本物の坐像は1年に6月5〜7日の時期にのみ公開という話は
事前に知っておりましたが、平成のレプリカが観れることがお目当てでした。
また、同じく国宝である、金堂とその中の御本尊の盧舎那仏と薬師如来像、千手観音像も必見です。
■アクセス
JR奈良駅から、500¥の1日フリーのバス券を活用して、約30分ほどで薬師寺到着。
見学の後、歩いて10分程で唐招提寺に行くことができます。
近鉄線で近鉄奈良駅から西の京駅下車しても10分足らずです。
■鑑真和上が開創
中国から命がけで日本に来られた鑑真和上(和上というのは、修行を積んだ高層のことです)が
奈良時代の759年に建てられた、歴史あるお寺です。
境内に入ると、正面に金堂が見えて来ます。
■金堂の柱は見ものです
金堂はとても均整のとれた建物です。
8本の柱はギリシャ神殿の柱の形の影響を受けているそうです。
今年の10月にBS放送の番組からの情報です。
■金堂内の3つの仏像の見事さ
真ん中に御本尊の盧舎那仏、向かって右に薬師如来像、向かって左に千手観音像があります。
この3つの組み合わせは珍しいそうです。
とても迫力があり、存在感を感じました。
詳しい方のブログによれば、千手観音像は普通千手と言いながら、実際は40個の手しか
ないのだそうですが、ここのはほぼ朽ちてしまったものを除けばほぼ1000個リアルに
あるのだそうです。
写真撮影禁止でしたので、唐招提寺発行の絵葉書の写真を引用します。
■鑑真和上の像
井上靖の小説「天平の甍」は鑑真和上を日本に招く経緯を描いた小説と最近知りました。
読んでみたいです。
鑑真和上のレプリカのところに足を運びました。
割と色鮮やかな感じでしたが、写真でみた本物と遜色ないぐらいよくできている感じがしました。
ここでは、年1回公開されるという本物の方の絵葉書写真です。引用します。
唐招提寺の素敵な金堂、その内部の3つの仏像、鑑真和上の平成の坐像を楽しむことができました。
人通りも雨がぱらついたせいかまばらでした。
午前中の拝観は空いていて、落ち着いた雰囲気で楽しめますのでおすすめです。
■近くのお蕎麦屋さんでのランチもおいしい
薬師寺と唐招提寺をつなぐ道すがら、ふと見つけたお蕎麦屋さんで、
天ざるを食べました。関東のせいろそばも良いですが、奈良の素朴な味もまた格別でした。