kochan_blog : 生涯挑戦 !

「休符も音楽」という言葉から、日々のスケジュールに余裕を持たせる重要性を感じました

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

めいっぱいやりたいことを詰め込みすぎて、余裕がない状態では、

生産性は上がりませんね。

わかってはいるけど、ときどきやらかしてしまうこともあります。

自分にとって本当に必要なものなのかを意識しつつ吟味して行くことで、

音楽で無音状態の「休符」が重要な役割を果たすように、間がうまれて、

本当に必要な事がより重要性を増し、集中できるようになりますね。

日々のスケジュールに追われている感が少しでもある時には

休息もスケジュールに積極的に入れてみてはいかがでしょう。

■休符も音楽

音楽を趣味としてらっしゃる、あるいはかつてそうだった方は、

良き指導者ならよく口にする

「休符は単におやすみではなく、音楽の一部なのです」という言葉を

耳にされたことのあるかたもいらっしゃるかと思います。

わかりやすい例として、ベートーヴェンの5番のシンフォニー「運命」

の冒頭部分に始まる有名な動機、ダダダダーンがありますね。

これは、「ん、ダダダダーン」と「ん」のところが、図のように八分休符になっていまして、

この休符があるからこそ、このフレーズが成り立っています。

この「ん」のところは、時に100人近いオーケストラのメンバー全員が、

指揮者の振り下ろす棒(タクト)に全神経を集中しています。

振り下ろす瞬間の、一瞬の動きで、全体のテンポのイメージを全員が

察知して次のダの音以降を一糸乱れぬタイミングで出すわけです。

8分休符には音はないのですが、全員の頭のなかには、この休符も含めた

音楽のイメージしかないのです。休符も合わせて音楽なのだという事を実感できます。

最近たまたまこの曲を弾く機会があり、このタイミングがピタッときまった時の

心地よい気分を久しぶりに味わいました。

他にデフォルト・モード・ネットワークという言葉がありますが、

なんにも考えない一見脳が「オフ」状態に独創的なアイデアが生まれるといわれています。

落語や能における「間」と同様、これも余裕分の重要性を物語っています。

「休符も音楽」ということばを今一度思い出して、To Doリストの中に、

「オフ」状態の時間も取り入れてみてはいかがでしょう。