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読書メモ:「多様な意見」はなぜ正しいのか(5)まとめ

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

スコット・ペイジ著、『「多様な意見」はなぜ正しいのか』の読書メモ

その5で最後のまとめです。

13章経験的証拠のところで、生産性と多様性の話が出てきます。

都市レベルでは多様性が経済的生産性と強い正の相関があると述べられています。

この話に関連して、で日本のGDPは世界第3位なのに、生産性は26位と言う

先進国の中では最下位であると言う「新・所得倍増論」の本の内容が頭に浮かびました。

GDPを労働人口で割った値を生産性とした時の話ですが、

この理由は何故かと言うことの要因の1つを仮説として思い浮かべました。

それは民族的に多様でないこと、男女不平等、中間層が搾取される仕組みなど

差別的な要素が残っていることで、多様性が発揮できていないと言うことです。

要は、国も、組織も、はたまた個人レベルでもそれぞれ多様性と

言うことをもっと意識すれば、それぞれ生産性は上がるのだとということが言えそうです。

ただ発揮の仕方は単純でなく、好みの多様性の問題とか、複雑な要素も絡み合って

いそうだということが、おぼろげながら理解できました。

好みの多様性の問題が衝突する問題については、11章に戻りますが、

人口ひじの開発に取り組む、外科医の例がわかりやすかったです。

同じ能力の医者でも、見た目、機能、コストなど好みが多様過ぎると

うまく決まらないという話です。

14章で気になった点が1つあります。

我々はどうも、「坊主憎けれりゃ袈裟まで憎い」的に1つの面だけで

人や組織を判断してしまう傾向があります。筆者の言葉では、

「アイデンティティでひとまとめにする」と表現しています。

例えば、ある新聞社が間違った記事を出すと、もうその新聞社を全否定して

しまうようなケースです。

ここはやりがちですが、固定観念に固まるのを避けるようにしたいものです。

さて、行動に活かしたいポイントをまとめます。

■行動に活かしたいポイント

2つあります。

⑴個人レベルでの多様性を向上させる。

・そのために、観点や解釈、ヒューリスティックや予測モデルを出来るだけ多く持つ

⑵チームやお仲間の多様性を尊重する

・チームやお仲間と一緒に取り組む課題がある場合に、より良いグローバルオプティマムを

得るために多様性を意識する。

この本の中身はかなり濃くて、把握しきれていない部分も多いです。

ですので、必要に応じて、辞書のように参照しながら今後も活用していきます。

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