こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
2018年3月31日〜4月13日まで上演しているMETオペラライブビューイングの
「ラ・ボエーム」をその初日に観てきました。
METのオペラは自宅でNHKのBS放送で以前放映したのを、
BDに録画したものを何件か観たことはあったのですが、劇場で鑑賞したのは初めてでした。
■日本で観れるMETオペラのライブビューとは
簡単に紹介しておきますと、
北は北海道から南は九州まで、日本全国の主要都市の映画館19箇所で映像として
鑑賞できます。
値段は一般3500¥、学生2500¥です。
普通の映画が2000¥とすると少し高めですが、上映時間がオペラだと3時間ぐらいあるので
時間からするとまあまあと思います。
私が今回足を運んだ上映場所は、東京の東銀座の歌舞伎座から近い東劇というところです。
ライブビューの詳細情報をこちらを参照ください。
■何がよかったか
まず、とても臨場感のある音響が予想より素晴らしかったです。
さすがに、家の一応5.1chのホームシアターとは比較にならないほどのスピーカー
からのハイレゾな音でした。
目をつぶって聞くと、オケが生演奏しているのに近いと言ってもいいほど、
各楽器の音が適度に分離されて聴こえて、実際の楽器の配置が想像できるほど、
奥行き感が感じられました。
歌い手の声が、心なしか音量的に大きめに感じましたが、
歌唱力と表現力の素晴らしさがガンガン伝わってきて感動しました。
ボエーム「私の名はミミ」のアリアでのソプラノ歌手ソニア・ヨンチェヴァ、
の声の美しさと全体の音楽の美しさに特に心の底まで揺り動かされ、
不覚にも涙してしまいました。
歳を重ねたせいか近頃涙腺が緩みやすくなっているせいもありますが…。
http://www.shochiku.co.jp/met/program/86/
METライブビューイング HPより引用
19世紀のパリを舞台にして、貧乏な芸術愛好家の住む、屋根裏部屋から
クリスマスシーズンのパリの華やかな街角の賑やかな様子まで
ストーリーとしては悲劇なのですが、華やかな面や人情味豊かな面も楽しめるオペラです。
http://www.shochiku.co.jp/met/program/86/
METライブビューイング HPより引用
オケの実力も素晴らしく、各楽器の配置が目をつぶるとわかる程の臨場感でした。
幕間での舞台裏の場面転換の様子や、ソリストへのインタビューなども楽しめました。
ライブビューの劇場でこれだけ楽しめるのですから、本物のライブで
体感できたらさぞかし素敵だろうと、NYに行きたくなりました。
オペラ初心者にも、楽しめる内容です。
普通の映画もいいですが、たまにはオペラというのも
ミュージカルの一種だと思えば親しみ易いのではないでしょうか。