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副作用のない画期的ながん治療法「近赤外線治療」とは

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

 先日たまたまBS放送の「報道1930」という番組で、

新たながん治療についてのトピックを見ました。

これは患者にとっては副作用がなく、今までにない画期的な治療法です。

多くの人に認知されて、早く普及してほしいと感じましたので、

内容をまとめておきます。

■どんな治療法なのか

米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者小林久隆・主任研究員が開発したこれまでにないがんの治療法で、

がん細胞だけに特異的に結合する抗体抗体に、近赤外線によって化学反応を起こす物質(IR700)を付けて、

近赤外線の光を照射することで、化学反応を起こしてがん細胞を破壊する治療法とのことです。

下の図を含め、こちらの記事に詳しい内容が書かれています。

「近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す ――米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者が開発した驚きの治療とは」より引用

 

■今までの治療法に対して何がうれしいのか

今までの治療法は、「外科手術」「放射線療法」「化学療法」があり、第4の治療法として、

今年2018年にノーベル医学・生理学賞受賞が決まった京都大学・本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授の研究を基にして作られた、

免疫薬オブジーボの「免疫療法」があります。

小林氏の「近赤外線」の治療はTV「報道1930」では第5の治療法として紹介されていました。

「近赤外光免疫治療」とも言うそうです。

「放射線療法」「化学療法」が副作用があるのに対して、この治療法は内視鏡レベルでできるため、

「外科手術」より患者への負担が少なくて、副作用がほとんどなく、

がん細胞のみに効果があると言うことでいいことづくめです。

米国での臨床試験の結果では、15人の患者のうち14人のがんが縮小し、

そのうち7人のがんが消えたそうです。

■普及時期はいつ頃なのか

番組の中では、早くて数年先つまり2020年ごろには日本でも臨床試験が終わり普及が始まる可能性があるとの話でした。

自身の父親もがんで亡くした楽天社長の三木谷氏は、「光免疫療法」の早期普及のために、

「アスピリアン・セラピューティクス社」に出資しているそうです。

同社が 2018 年 1 月 16 日に発表したプレスリリースによると、

2018年に日本でも臨床試験を開始するとあるので、現在進行中です。

■まとめ

今や日本人の死因の1位になっているがんは、2人に1人が発病すると言われています。

がんで苦しまれている多くの患者さんにとっても、

将来発病の可能性がある誰にとっても良いニュースです。

早期の普及が望まれます。

 

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