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読書メモ:尾原和啓著モチベーション革命

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

若い世代向けの本のようですが、世代を超えても有効な、

これからの変化の時代を充実して生きるためのメッセージがひしひしと伝わってきました。

それは、「偏愛するほど好きなことを生きがいに変えよう」です。

「ライフワークバランス」という言い方もされています。

若い方だけでなく、セカンドライフをいかに充実して生きようかと考えてる方にもオススメの本です。

■働くための価値観の世代間の違いとは

冒頭で、団塊の世代と、今の30才以下の世代の価値観の違い、

すなわちモチベーションの違いが明確に述べられています。

上の世代のサラリーマンは、立身出世のためなら家庭を犠牲にしてしまのが、企業戦士としてはむしろ美徳とされてきました。

残業して、接待して、汗ばんだシャツのままリビングで寝てしまう…..。

彼らには「自分たちこそがこの国を作っている」「この社会を支えている」という自身があった。

個人という小さなものより、もっと大きなものを一心に見つめてきたのがこの世代でした。

これに対して、30才以下の世代は

30代以下の「乾けない世代」にとって、最も犠牲にしたくないものが「自分の時間」です。

出世なんてしなくていいから、家に帰って家族と温かいご飯がたべたい。気を許せる友人たちと楽しく過ごしたい。

趣味の時間を充実させたい。仕事が絶対ではなく、仕事と並列に、家庭や自分の時間を大切にしたい。

「乾けない世代」というのは、「切望するほどの乾きがなくて満たされているから」こう表現されています。

団塊の世代は私にとってもずっと上の世代ですが、新大人世代にとっては、

「乾けない世代」と同じ思いを胸に秘めながら、団塊の世代のモチベーションでやるっきゃない、

みたいに感じておられる方も多いのではと想像します。

■全体の流れの論理構成

このモチベーションの違いを認識した上で、

以下のような流れになっていて、論理的で読みやすい構成になっています。

1)過去と現代で働く人の価値観の様相が全くが変わってきた。

2)「乾けない世代」が上の世代に理解され、変化の時代に対応していくには

 達成、快楽⇨意味合い、良好な人間関係、没頭へ欲望、つまりモチベーションが変わってきた

3)これからは、「乾けない世代」が世の中の中心になる

 このモチベーションのズレを双方の世代が認識すれば、チームで力を発揮できる。

3)今の時代は消費者の要求が多様化している

 だから、その多様化した潜在的な欲求を見つける必要がある

4)そのためのインサイトを得るには、仕事と遊びの境がないほうが新しい価値を見つけやすい

5)ということは、自分が時間を忘れて熱中できる仕事を見つければ良い

6)そのいわば自分の「偏愛」を見つけることこそ、若い世代が得意とするところ

ということで、6)の「偏愛」に従って生きる生き方が望ましいという結論です。

そのために3つの生き方があると筆者は述べています。

①変化していくことをチャンスと捉えて、ずっと最先端を走り続ける生き方

②宮大工のように、伝統職のなかで、コツコツと働く生き方。

③永遠のフリーターを楽しむ生き方

どれも「偏愛」がベースになっています。

これは、若い世代に限らず、世代を超えて成り立つと思われます。

特に、セカンドライフを充実して過ごしたい方には良いヒントとなるのではないでしょうか。

■著者について

ウィキからの引用です。

尾原 和啓(おばら かずひろ、Kazuhiro Obara、1970年 – )は、日本の執筆家・IT批評家。

インドネシア・バリ島に在住する傍ら、Fringe81執行役員や経産省対外通商政策委員、

産業総合研究所人工知能センターアドバイザーも務める。

グロービス経営大学院「テクノベートMBA」特別講座講師、BBT大学「ITビジネスの戦い方」講師。

京都大学大学院工学研究科を修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入りNTTドコモの「iモード」立ち上げを支援。

その後、リクルートに転じ、ネットベンチャーのケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、

サイバード、オプト、Google、楽天の執行役員を経て現職。 楽天が11回目、 Fringe81(フリンジ81)が12回目の転職になる。

人と企業が信頼関係を築きながら仕事に応じて雇用関係を結ぶ新しい働き方を実践

ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」にも従事。

■行動に移したいポイント

若い世代への応援歌のようで、上の世代にとっても時代変化の波にも自分のペースで乗りながら、

生きがいを持って生きるためのヒントが詰まっている本に感じました。

より充実した人生を送るためにも、

思考に柔軟性を持たせて自分の「偏愛」にとことん磨きをかけて行きたいです。

参考になれたら幸いです。

 

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