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読書メモ:0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書 落合陽一著

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

この本のタイトルの「100才まで」という文字と、落合陽一氏という著者の2つの言葉に目が引き付けられて即決して本屋さんで購入しました。

期待を超える内容でしたので、おすすめな本の読書メモとして紹介します。

この本のタイトルから想像できる通り、対象は幅広く、10代若い世代から、60・70代を越える層までそれぞれ何かしら得られるものがある本であることには間違いありません。

特に印象に残ったところ

全体的にこれからの世の中をより充実して生きていくための知恵が詰まっています。特に文系も理系も境界のない知識と知恵にアートを加えるところが印象深かったです。

これから必要とされるのは、文系・理系というフレームをはずして、歴史的考証や物理・数学を駆使しながら自分で何らかの価値を生み出すことのできる人です

ここは耳が痛いというか、自分は理系だから、あまり政治のことはとか、歴史は詳しくないけれどとか言いがちになってしまいます。

最近になって、歴史にも興味が湧いてきました。受験の記憶科目みたいに単にある時点の出来事をポイントではなくて、大きなストーリーの流れとしてとらえると面白いからです。

例えば、歴史に詳しい方にとってはあたりまえかもしれませんが、戦国時代の大名の発端は、鎌倉時代の守護という武家の職制で、それが変質発展して戦国大名となった流れがあることを最近知って興味が湧いてきました。

もう一つ、物事を多面的に見るということはなんとなく前から必要だとは思っていましたが、その方法が具体的に述べられているのでわかりやすかったです。

物事を思考するには言語的な一方向からの解釈にとらわれない多方面からのアプローチが重要です。

確かに言葉だけでなく、絵や映像を駆使すると表現の幅や思考も広がります。4つの要素を使ったりんごへのアプローチ例が出てきます;

1)言語的:例)言語を使って話す

2)物理的:リンゴの色を現象として捉える

3)数学的:リンゴの形を関数で表す

4)アート的:自分と対象物との感覚的な折り合いについて考える

物事を4つのアプローチで多面的に捉えるところは自分もそうだし、子供たちや孫にも身につけてもらいたいところです。

この本がおすすめな理由

この本を紹介したのはこのブログの人生100年を生涯チャレンジしながら、楽しんで生きようという主旨と合致して新大人世代も学びがあることがひとつの理由です。

でもそれだけではなくて、これからを担う日本の若い世代のかたや、0歳時の子育てをしはじめたばかりの方にも広くおすすめしたい内容です。

多様な世界を幼児教育のうちに経験させてあげることの重要性のところはだれしも共感できるであろう内容だからです。

まとめと行動に移したいポイント

どうも自分は画一的な教育に染まっている部分は否定できませんが、それらにとらわれずに、いくつになっても柔軟な思考力を身につけられるように、物事を言語的、物理的、数学的、アート的など多面的に考えるくせをつけたいです。

著者について

wikipedia からの引用です:

東京都出身、六本木育ち。開成高等学校、筑波大学情報学群情報メディア創成学類卒業。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了、博士(学際情報学)。 現在、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長、筑波大学 学長補佐・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 代表・図書館情報メディア系 准教授 デジタルネイチャー研究室主宰・JST CREST クロスダイバーシティプロジェクト 研究代表者。 本人が提唱する「デジタルネイチャー」という価値観に基づいた研究やメディアアート作品を制作。コンピュータと応用物理を組み合わせた視聴触覚への情報提示や最適化計算などの研究を行っている。Pixie Dust Technologies, Inc. およびジセカイ株式会社を創業。現在は、DMM オンラインサロンにて「落合陽一塾」開設中

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