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コーチングについての講演会を聴いてコーチングとは何かが少しわかって興味を持ちました

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

コーチングという言葉は最近良く耳にしますよね。そもそもコーチングとはなんでしょうか?わかってるつもりでもわかってないことってありますよね。

講義を聞いて、補足情報をネットで調べたりして、その輪郭が見えてきました。

一言でいうと

「相手のポジティブな未来に向けて行動を促すスキル」

と言えそうです。

部活指導、上司の立場、夫婦間、婚活、就活など幅広く応用できるようです。

講演内容を中心に、中身をもう少し詳しくまとめたので、シェアします。

■そもそもコーチングとは

講演会では、コーチングについて以下のように説明されてました。

コーチングとは

・対話を用いた行動実現の手法

・コーチする側:Deep Listening (尽聴)。相手に語ってもらって、相手自身にわかってもらう

・相手側:Deep Thinking(尽考)。最良の結果になるような実行できる方法を自分なりに考え尽くす。

なるほど。対話で相手の行動を良い方向に導く手段だとわかりました。コーチする側に必要なのは、「尽聴」という造語が示すように傾聴よりももっと深く聴く必要がありそうです。

ウェブでコーチングの定義をさらに調べてみるとこんな表現が見つかりました。

・「目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それをテーラーメイド(個別対応)で備えさせるプロセスである」

・自発的行動を促進するコミュニケーション」

コーチは相手に、

・新しい気づきをもたらす

・視点を増やす

・考え方や行動の選択肢を増やす

・目標達成に必要な行動を促進する

ための効果的な対話を作り出す。

コーチングとは https://coachacademia.com/coaching/ より引用

■コンサルティング、カウンセリングとコーチングは何が違うのか

コーチングとコンサルティング、カウンセリングとは何が違うのでしょう?

上述のウェブサイトによりとそのアプローチが異なるようです。

コンサルティングでは、コンサルタントがクライアントにヒアリングした情報をもとに、目標を達成するための戦略を考え、行動プランを考え、その答えをクライアントに与えます。

一方、コーチングでは、対話によるコミュニケーションのプロセスを通じて、クライアント本人に目標を達成するための戦略を考えさせ、自分自身で答えを見つけることを促すアプローチをとります。

セラピーやカウンセリングは、主に、現在抱えている問題を解決する目的で、その原因を探るため、クライアントとともに過去を振り返り、さまざまなことがらについて深く掘り下げていくのに対して、コーチングの目的は、未来に向けて相手の行動変容を促すことです。

なるほど、コンサルタントはコンサルタント自身が解決策を考え、コーチングは相談者自らが考える。

セラピーやカウンセリングは過去や現在の問題を振り返るのに対して、コーチングは未来に向けて行動を促すという違いと理解しました。

■コーチング講演会の内容要約

100%味方

①肩を持つ
・立ち位置はどこか理解してもらう

②対立しない
・対立を示すと相手から必要ないと思われる

③友好的に解釈する

コーチングは、100%味方であると感じさせて、自分の考えを極力言わずに、相手の考えを引き出して、聴くこと。

話しやすい対応

④語尾に言葉を被せない
語尾までしっかり聴いてあげることを徹底する。

⑤対立、否定、非難、批判をしない
するなら、全部聴き終えてから

⑥逆接より、順接の接続詞を用いる
Yes and more >> Yes but

⑦形容するあいづち
「大切」「必要」「重要」>>そうですよね、いいね、
相手の言っていることを形容するメッセージが重要。

④では、相手が言い終わらないうちに、こちらから言葉を被せない。
句点まで聴いてもらえる安心感を与えることが重要とのこと。

確かに、こちらが言い終わらないうちに反論されると気分悪いですよね。

未来実現思考 

⑧これからどうする?
前向きにする一言

⑨どんな考えでも感心する
効果高い:可能性を広げる姿勢

⑩できたことを見つける
実践と実現の関連付け。

⑧について、相談者側は自分に非がないことを含め、自分がそうなった理由を説明したがるそうですが、時間がない場合は、過去の状況はなるべく聞かないで、むしろ、これからどうしたいかを聞くべきとのことです。

■ミュージシャンになりたいと言い出した子に対する親の対応の例

「⑨どんな考えでも感心する」について、
ミュージシャンになりたいと言い出した息子への親の対応例がの話がありました。

普通だったら、
「そんなの無理に決まってるじゃないか、そんな才能ないだろう、ばかなことを言うんじゃないよ」
とでもいいたくなりそうですが、

コーチングの「けちをつけない、なにか相手がやりとげたことを褒める
やりたいことに感心しまくる」というスキルを活用した話です。

その息子が実際に、歌を自作自演した録音を聴いて、
「これはすごいね、なかなかいい曲だし、うまく歌えているじゃないか」
のように、どんな出来でもまず感心を示すことだそうです。

そうすると、息子は冷静さをとりもどして、こんな出来だったらもっと才能がある人はいそうだと考えてあきらめかけたそうです。

さらに、「ところで、どうしてミュージシャンになりたいの?」と親が聞いてみると、

「人を喜ばせること」がその動機だとわかって、

「人を喜ばせる職業はミュージシャンも含めて他にどんなのがありそう?」
と親から提案するのではなく、相手に考えさせたそうです。

結果として、息子はミュージシャンを諦めて他の職業を探すことにしたとのことでした。

これは、対応の仕方次第で相手の行動を良い方向に変えることのできる興味深い事例だと感じました。

■講演会と講師について

講演会は、茨城県立図書館の2F視聴覚ホールで2019年5月12日(日)に実施された無料の講演会です。

・講演の題目「印象を10倍高める10のコツ」

・講師:西村 雅司氏

(株)燦 代表取締役、コーチ、日本コーチ協会茨城チャプター代表

国際コーチ連盟日本支部顧問

■まとめ

コーチング講演会の内容を中心に、コーチングとは何かと、学んだ内容をまとめました。

コーチングというと、企業のマネージャーとか、コンサルタントのような人向けのスキルかと思ってましたが、普通の親子関係、夫婦関係、友人関係でも応用ができそうです。

講師によると、就活や婚活にも応用できるそうです。

ご参考になれば幸いです。

補足:講師推薦の参考図書

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