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酒井 雄哉著「 一日一生」読書メモ

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

比叡山延暦寺の千日回峰行を2回完遂された、酒井 雄哉氏の「一日一生」の読書メモです。

氏の著書は2冊目ですが、最初に読んだ「今できることをやればいい」と同様に、友達に語りかけるような口調で書かれて読みやすい本です。口調はやわらかいのですが、内容に重みを感じます。

筆者が若い時に落第生だったり、女性をいじめる側まわったことも正直に書かれています。心と言葉が一致していて、すべての言葉に嘘偽りのなさを感じます。

本質をついていて、教えられる内容が多く、若い人から年配の人までおすすめできる本です。

■心に響いたポイント

特に心に響いたところを引用します。

・「今日のできごとは今日でおしまい」と考えると今日よくないことがあってもひきづらなくてすむ。

・「らしく」みせたって、背伸びしたって、焦ったって、あわてたって、人間、自分の地金は必ずでてしまうもの。ならば、これだと自分で思ったことを繰り返しやっているのがいいんじゃないの。

・命が残されているということは、今何歳であろうと、まだまだしなくちゃならないことがあるのとちがうかな。

・この国にお前は何のために何しに来た?会社のために仕事をするんではなくて、自分の人生として、こういうふうにやるべきだと考えてやればいい。

・知ることと実践することどちらも大事

スティーブジョブスも似た内容のスピーチを残していますが、この本でも今日一日を一生と思ってもっと大切にかみしめて生きるべきと主張しています。

■行動に移したいポイント

特に「今何歳であろうと、まだまだしなくちゃならないことがある」というところは、人生100年、生涯挑戦をモットーとする自分にとっては共感ポイントです。

日常生活に流されてしまいがちですが、自分の内面と対話して、自分がすべきことは何か、生きる意味は何かを考えていきたいです。

■著者について

ウィキペディアからの引用です。

酒井 雄哉(さかい ゆうさい、1926年(大正15年) – 2013年(平成25年) )は、天台宗の僧侶。比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行した行者として知られる。天台宗北嶺大行満大阿闍梨、大僧正、比叡山一山 飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。

比叡山延暦寺の千日回峰行ってどんな行なのか調べてみました。

その修行とは、

・約7年かけて比叡山中を1000日間、回峰巡拝する。

・初年~3年目:30~40km/日  100日/年 

・4、5年目:30~40km/日 200日/年 9日間の断食、断水、不眠、不臥と真言10万回

・6年目:60km/日 x 100日  

・7年目:85km/日x100日 + 30~40km/日x100日

だそうです。常人にはとても無理そうです。

■まとめ

「一日一生」を読んで特に心に響いたところをまとめました。本からの学びを実践していきたいと思いました。ご参考になれば幸いです。