こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
5Gはいつから始まるかについてこちらの記事にまとめました。
ではサービス開始後すぐ5Gが普及して行くのかどうか気になるところですよね。
急速に普及していくのかと思いきや、2020年2月20日の日経の記事によると、なかなかそうはいかないようです。
この記事では野村総合研究所のデータによる普及予測とその理由について、解説します。
■5Gの普及率の予測
まずは2020年2月20日の日経電子版の記事からの引用(元々は野村総合研究所のデータ)がずばり携帯電話の普及予測(台数ベース)を示しています。
今年の春ごろから始まって急速に普及していくのかと思いきや、2023年になっても約3割程度で過半数を超えるのが5年後予測とは、技術革新のスピードが速い現代にしては、超遅過ぎという感じがします。
その理由は何なのでしょう?
■5Gのサービスが急には立ち上がらない理由
その理由は、5Gの新しい無線方式をNR(New Radio)と言うそうですが、その標準化に当初より時間がかかっていることを含めて、以下となります。
①無線通信方式にNSA(ノンスタンドアロン)とSA(スタンドアロン)の2段階があること。
②NSAの標準化は2018年に完了、SAの標準化は遅れていること。
③NSAは4GLTE寄りの技術で、SAが5Gの本来の性能が出る技術であること。
④現状の4Gの技術が完成度高いこと。
つまり、最初は通信方式の標準化がNSAが先に完了して、それが4G寄りの技術であるため、しかも4Gの技術の完成度が高いので、5Gが本領を発揮するSAが普及しないと5Gの普及率が上がらない。
と言う風に理解できます。
NSAとSAの図式も引用します。
もう1つは、4G(.3.5GHz以下)に比べて、電波の到達距離が短い→より多くの基地局を設置する必要がある。というところにも、遅れの予想原因の1があります。
■まとめ
5Gが2020年春からサービス開始見込みとは言っても、その普及率の上昇にはまだまだ時間がかかりそうです。
皆んながその大量データ処理スピードの速さの恩恵にあずかることができる様、普及が少しでも加速するといいですね。
参考になれば嬉しいです。