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「最強の経験学習」ケイ・ピーターソン とデイヴィッド・コルブ著の読書メモ

この本は生涯学びの連続と考えてる方にぴったりの本です、なぜかというと全体を通した筆者の主張が「経験に基づく学習こそ最強である」なので、生涯に渡る経験が学びに直結するからです。

学習というと、学校教育が連想されますが、それはそれで大事ですが、受動的な学びよりは、その人自身の経験、失敗からの学びのストーリーの方が説得力がありますよね?

この記事ではこの本の主張のエッセンスから行動に移したいポイントをまとめました。

■結論としての行動に移したいポイント

最初に結論です。行動に移したいポイント4つです。

・どんな経験からでも何かが学べる

・経験学習のサイクルを活用する:

  具体的経験→内省的検討→抽象的思考→積極的行動

・自分の学習スタイルを知り、柔軟性を高める

・生涯学習:深い意味のある経験→意識的学習→小さな一歩から行動

1つ1つ中身を見ていきます。

■印象に残ったポイントその1「どんな経験からでも学べる」

どんな経験からでも何かを学ぼうとする姿勢が必要だと著者は主張します。成功体験だけでなく、失敗からも学ぶことは多いので、経験から何かが学べるという意識は大事です。

以下の言葉も響きました。

・どんな人間かは経験から何を学んできたかで決まる。

・目の前の出来事から新たな意義を見出し、選択することが、学び自己形成だ。

・知っているという確信を手放す。古い考えは常に新しい情報に書き換えられるべき。

経験しっぱなしではなく、その経験したことの意味や意義を考えて言語化することが必要です。

■印象に残ったポイントその2「経験学習のサイクルを活用する」

2章の出てくる学びの4つのステップは、PDCAサイクルに似て、上手く回していくことで、学びの理解も深まって、経験値も増えていきそうです。

具体的経験→内省的検討→抽象的思考→積極的行動

この4つのステップが、脳の構造を反映しているというのも興味深いです。

■印象に残ったポイントその3「自分の学びのスタイルを知る」

学びの学習スタイルは筆者は9つあるとして以下をあげています。

①経験 ②想像 ③検討 ④分析 ⑤思考 ⑥決定 ⑦行動 ⑧開始 ⑨バランス

9つある学びのスタイルのなかで、自分自身どの学びのスタイルが得意なのか、あるいは普段使っているのかを確認できるチェックリストがあります。

試しにやってみたら、自分の学びのスタイルはこのようになりました。
①経験:7 ②想像5 ③検討8 ④分析9 ⑤思考7 ⑥決定 7 ⑦行動 7 ⑧開始 6 ⑨バランス 4

これを知ることで、自分の得意不得意のスタイルがわかって、あまり使わない学習スタイルを意識的に取り入れることで、柔軟性が高まるとのことです。

■印象に残ったポイントその4「学習の柔軟性を広げると人生が変わる」

柔軟性を広げるためには、以下が推奨されています。

・別の学習スタイルを身に着ける 

・好きなスタイルを使わない。

・状況に合わせたスタイルを使ってみる。

 自分の得意なスタイルだけにこだわることなく、別の学習スタイルも身に着けるべきで、それにより、柔軟性も育ってくると言います。

■印象に残ったポイントその5「生涯学習:意味のある経験から意図的に学び、小さな一歩を踏み出す」

ここは、生涯学習続けると思っているので、特に共感する内容です。小さな一歩というのが簡単なようで、なかなか踏み切れな場合があります。そこはもっと実行したいとろです。

ここで、今この瞬間に心を向ける「マインドフルネス」の精神が出来事をどう処理して、そこから何を学ぶのかを考える手助けをしてくれると言います。

マインドフルネスについては、本も読んだし、瞑想もしているので、ここはとても心に響きました。

■行動に移したいポイントまとめ

以上、いくつか気づきを得たので、そこから今後行動につなげたいと感じたところをもう一ど振り返っておきます。

・どんな経験からでも何かが学べる

・経験学習のサイクルを活用する:

  具体的経験→内省的検討→抽象的思考→積極的行動

・自分の学習スタイルを知り、柔軟性を高める

・生涯学習:深い意味のある経験→意識的学習→小さな一歩から行動

ここは読む人によって気づきはそれぞれ違ってくると思われます。興味ある方は本書を手に取ってみることをおすすめします。

参考になれば嬉しいです。

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