kochan_blog : 生涯挑戦 !

「書けるひとになる:魂の文章術」ナタリー・ゴールドバーグ著の読書メモ

こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。

「ブログ記事を書く時にもっと文章力を付けたい。」「書くネタが思いつかない時にどうやって題材をみつけるか悩む」

この記事ではそんな方にヒントを与えてくれる「書けるひとになる:魂の文章術」の内容のポイントを紹介します。

■「書けるひとになる:魂の文章術」から感じた行動に移したいポイント

文章を書きたくても、なかなか書くべき題材が見つからなかったり、あることについて書こうと思っても、文章が出てこないことってありますよね。

この本は全米ベストセラー作家で、創作活動の講師の実績もあるナタリー・ゴールドバーグの文章術についての本です。

文章が出てこないと感じる時に行動に移したいポイントはこの方法です。

1 .制限時間を設けて、書くことに没頭する。(10分でも、20分でも、1時間でもいい)

2. 書くときのルールを決めて行う

①手を動かし続ける:手を止めて書いた文章を読み返さない

②書いたものを消さない:書きながら編集しない

③綴りや、句読点、文法などを気にしない

④コントロールをゆるめる

⑤考えない論理的にならない

⑥急所を攻める

1の方法は、普段ブログなどの文章を書きつつ、スマホのSNSとかの通知などに気を取られて、集中できないことってありませんか?

そんな時にはぜひ取り入れたい方法です。2つ目に挙げられているルールも文章を余計な雑念を取っ払ってとに書く文字化するという意味で納得です。

⑥の急所をせめるというのは、「むき出しの怖いものが心に浮かんできたらそれに飛びつくこと」と著者は言っています。

つまり、こう感じるべきではなくて、自分の感じたものを素直にそのまま表現することと理解できます。

次に、ネタが思いつかない時に行動に移したいポイントです:

・題材リストを作る:ノートに、1ページでも余白を取っておき、書く題材を思いついたらすぐに書き留められるようにしておく

日常生活の中で気づいたことがあったらいつでも題材リストのノートにネタを書き込むというわけです。

筆者の例としての、書き出し題材のリストが「こんなことを覚えているという書き出しで書いてみよう」など、15個挙げられていました。

これはブログネタについても応用できて、エクセルでもスプレッドシートでもリストを作っておいて、思いついた時に書き込んでおくと良さそうです。

ここはもっと徹底して実行していきたいと思いました。

■「書けるひとになる:魂の文章術」から心に響いたその他ポイント

他にも、これは面白い考え方だと心に響いたポイントをピックアップしておきます。

・何であれ心に無理強いしてはいけない。内側から湧いてくる思考を書き留めるだけでいい。

「何か書かなくては」ではなくて、心の内側で感じているものを素直に表現できるのが理想ですね。

・読者に何を感じるべきか命令してはいけない。自分を怒らせた状況を示すなら、同じ感情が読者に湧き上がってくるはずだ。ものを書くことは心理学ではない。その代わり、自分で感じたことを言葉を通して読者の中に蘇らせる。作家は読者の手を引いて、悲しみと喜びの峡谷を、それに直接言及することなく案内するのだ。

自分の感情をそのまま伝えるのではなくて、そう感じた状況を素直に言葉にすることで、読者に共感を覚えてもらう。なるほど、そういう表現ができたら素敵です。

・書くことを呼吸のように考えよう。庭いじりをしたから、地下鉄に乗ったから、クラスで教えたからといって、人は呼吸を止めたりはしない。

つまりは、書くことを習慣化しようということですね。息を吸って吐く様に文章が出てくるのも理想的な状態です。

次のテクニックは、自分のマンネリ化した文章表現を打ち破るのにとても面白い方法だと思いました。

動詞は非常に重要だ。それは口の動きでありエネルギーなのだ。紙を二つに折り、上半分に名刺を10個並べる。

どんな名詞でもいい。

ライラック、馬、口ひげ、猫、バイオリン、筋肉、恐竜、種子、プラグ、ビデオ

今度は 紙の下半分に思いついた職業を1つ書く。大工、医者、キャビンアテンダントそして、その横にその人がする行為の動詞を15個並べる。

<コック>

炒める、焼く、刻み、切る、叩く、熱する、あぶる…..

これで上の上半分に名詞のリスト、下半分に動詞のリストができたことになる。これらの名詞と動詞を使って、どんな面白い組み合わせができる。

この方法で、著者が示した例がこちらです。

バイオリンが音楽を奏でて空気を蒸した。

ライラックが大空を紫に切り刻んだ

これは、新しい文章表現を気づかさせてくれる可能性があると思って面白いと思いました。比喩表現なんかにも使えるかもしれません。

■著者について

本書からの引用です:

ナタリーゴールドバーグ

詩人、作家、創作クラス講師。40年以上にわたって、禅修行に取り組み、創作クラスでは精神修行としての書くことを教えている。2020年にも米国各地で創作・瞑想合宿を予定。デビュー作である本書は米国で100万部売り上げ、現在14か国語に翻訳されている。

■まとめ

書けるひとになる:魂の文章術」の内容で特に心に響いて行動に移したいポイントをまとめました。もう一度確認しておきます。

1 .制限時間を設けて、書くことに没頭する。(10分でも、20分でも、1時間でもいい)

2. 書くときのルールを決めて行う

3. 題材リストを作る

以上参考になれば嬉しいです。

created by Rinker
扶桑社
¥1,650 (2024/11/22 06:18:42時点 Amazon調べ-詳細)
モバイルバージョンを終了