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「ミニサイトをつくって儲ける法」和田亜希子著の読書メモ

こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。

「ミニサイトという言葉は聞いたことあるけど、ブログとの違いは何?、どんな特徴があって何のために作るの?」

この本は、そんな疑問に答えてくれます。

ミニサイトというとブログとアフィリエイトサイトの中のペラサイトといわれる1記事だけのサイトの中間的なものというイメージがありました。

この本ではミニサイトはどういうもので、どう作ったらよいのかがわかりやすく具体的に豊富な例とともに紹介されています。

この記事ではそのエッセンスを忘備録としてまとめました。

■ミニサイトとはどんなものか

第1章の入門編でミニサイトの特徴と定義がわかります。

特徴として3つあって:

1)絞り込んだニッチテーマ:コンテンツの網羅性を高めてサイトの質も高める
2)コンパクトサイズ:5記事~数10記事
3)全体設計かっちり:想定訪問者のニーズから全体構成、導線などをかっちり設計

以下黄色い箱は引用を示します。

ブログとの違いは記事数とニッチなテーマにしぼられているところが主な違いのようです。

特化ブログと似ていますが、記事数がよりコンパクトなものと理解しました。

ミニサイトとはどんなものかを理解したところで、2章の実践編でどのように構想して、具体化していくのかの設計方法が紹介されています。

■ミニサイトをどうつくるのか

大きく2つのステップがありますで:

テーマ設定  →    企画書を作る

1)テーマ設定のコツ

テーマ設定のコツとして、ネタを選ぶことと程よい絞り込みがあるということです。

【テーマ設定】

・ネタはころがっている:

誰かに教えたいこと、面倒だったこと。何かに挑戦すること。まとまった情報が欲しいこと、比較検討したこと。

・程よい絞り込み:オンリーワンになれるテーマをさがす。未開の地。掛け算で絞り込み。

このネタの探し方は、ミニサイトに限らず、普通のブログのネタ探しとしても参考になります。

続いて企画書を作る大まかな手順が3つ紹介されています:

【企画書を作る】

①ミニサイトの全体像を明確に
②テーマの先にいる「想定ユーザ」を意識
③最後まで作り切るためのタスク管理をする

この3つの柱をもとに企画書の中身とそれにもとづくコンテンツ設計に入ります。料理でいうと、企画書が材料で、コンテンツ設計がレシピの様なものです。

2)企画書の中身

以下が企画書の内容です:

  ・サイト名:シンプルでわかりやすく
  ・説明文:コアとなる要素を短めの単語で表現
  ・サイトコンセプト
  ・想定訪問者:属性、ニーズ、利用シチュエーション
  ・サイトの形式、概要:ワードプレス、どのテーマなど
  ・目次に該当する「コンテンツ」
  ・管理者の強み
  ・タスク・課題
  ・サイトづくりの時間管理
  ・季節やイベントを意識した集客プラン
  ・マネタイズプラン
  ・その他

企画書の具体例を引用します:

こちらの具体例がとてもわかりやすくて、企画書のイメージをつかむことができます。

つぎに企画書の中身を書き出すための方法です。料理のレシピのようでわかりやすいです。

それがコンテンツ設計です。

3)コンテンツ設計

コンテンツ設計のための作業が手順化されています。

・記事のタイトル一覧を書き出す
・カテゴリー設定の前に切り分け作業
・「知識&情報ゾーン」と「管理人の体験ゾーン」カテゴリーを設定
・カテゴリーを決定する
・トップページの構成・配置を考える
・作成予定の記事をリストアップ
・周囲にヒアリングして別の視点も取り入れる

最後にマネタイズ方法についての内容をまとめておきます。

■ミニサイトでのマネタイズ方法

気になるのはミニサイトでのマネタイズ方法です。

以下の3つでした:

・Googleアドセンス
・ASP
・ミニサイトから Kindle出版:電子書籍の相性はよい

ということで、マネタイズ方法としては普通のブログと同じと考えて良さそうです。

■「ミニサイトで儲ける」から印象に残ったこと

以上から、メインのブログの他にミニサイトを立ち上げるのは一見大変ではという印象があるかもしれません。

いわゆるペラサイトというアフィリエイトサイトを量産する手法もありますが、数十記事で自分の興味のある分野に特化した1つのアフィリサイトとして完成させる方法も選択肢としてあることがわかりました。

アフィリエイトのミニサイト以外にも、個人の趣味に特化したサイトとして、あるいはkindle出版を想定したテーマに絞ったサイトとしてミニサイトを活用するなど使い方はいろいろです。

企画書の構想とまとめ方のところが具体例も交えて書かれていてわかりやすく一番印象に残りました。

ここでは紹介しきれなかった実際のミニサイトのウェブページの写真なども豊富に紹介されていますので気になる方はぜひ本書をご覧ください。

この本を読んで、実際に構想を考えて企画書にまとめてみたい気になってきました。

■著書について

本書からの引用です:

”和田亜希子(わだ あきこ)
1994年早稲田大学政治経済学部卒。都市銀行、検索エンジン会社勤務を経て2001年に独立。1998年からサイト運営・アフィリエイトを開始(国内初のアフィリエイト専門情報サイトを開設した第一人者)。2004年からアフィリエイト関連書籍を多数出版。主な著作に、『ネットで
儲ける! ブログでアフィリエイト』『ホームページが楽しくなる! アフィリエイト徹底活用術』『アフィリエイト・マーケティング実践マニュアル』(以上、翔泳社)、『できる100ワザ アフィリエイト』(インプレスジャパン)などがある。「商品レビュー中心のブログ」
「テーマを絞ったミニサイト」の運営を同時に進め、堅実に成果を上げる。2009年以降は自らを「ミニサイトブくり職人」と名乗り、ミニサイト制作・運営に注力。現在はミニサイトづくりをテーマとしたワークショップを開催する他、セミナー講師も務める。”

■まとめ

和田亜希子著「ミニサイトをつくって儲ける法」の概要と印象にのこったポイントを読書メモとして紹介しました。

ミニサイトとは、「5~数十記事でニッチのテーマに特化したサイトのことで、作る前に想定訪問者のニーズから全体構成をきっちり設計してあるもの」と理解しました。

興味のある方は実例も豊富に紹介されている本書を読んで是非ミニサイトを構築してみてはいかがでしょうか。

以上参考になれば嬉しいです。

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