こんにちは。kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食/幼児食/絶品パスタ」「理系出身じいじのホームベーカリーらくらく使いこなし術」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代と子育て世代を応援する、こうちゃんです。
先日ゲリラ豪雨によるiPadの浸水被害に合いました。真っ暗になった画面と、できないはずのバックアップ。諦めかけた時に思いついた意外な解決策とは?
ARメガネとWi-Fiを駆使して創意工夫の結果の奇跡の復活劇をお届けします。
◾️直面した問題:ゲリラ豪雨で被災したiPad
1)ゲリラ豪雨で被災したiPadの経緯
先週の夏祭りの花火大会。場所取りの後、時間を有効活用するためにリュックに入れておいたiPad Proが、突如襲来したゲリラ豪雨の犠牲となりました。
電源を入れても画面が真っ暗。大切なデータを失うかもしれないという不安が襲ってきました。
2)真っ暗なディスプレイとバックアップの壁
iMacに接続すると認識はするものの、画面が見えない状態。PCにバックアップを取ろうにも、iPadで接続PCを信頼する操作が必要で、画面が見えない以上それも不可能。
八方塞がりの状況に陥りました。
3)アップルサポートの限界
この様な困った時に頼りになるのがアップルサポートです。早速電話して状況を説明して、バックアップする術を聞いてみることに。
PC画面を共有したり、先方で技術担当と相談してくれたりしたものの、結論は「バックアップは不可能、iPadを新品にするかディスプレイを交換するしかない」というものでした。
しかし、ここで諦めるわけにはいきません。
◾️解決への試行錯誤
1)ARメガネのXREALをiPadに接続してみた
ふと思いついて、最近購入したARメガネのXrealをiPadに接続してどうなるかみたところ、なんとiPadの画面が見えるではありませんか。
ただ、バックアップするためにPC(iMac)に接続するためには、ARメガネを繋いだTypeCコネクトを外して別のコードでPCにつなぎ直さねばなりません。
すると画面が見えない状態に逆戻り。
どうしても諦めきれなかったので、AIに聞いてヒントを得て手立てを考えたところ2つの案が思い浮かびました。
2)狗肉の柵の2つの対策案
それは以下です。
①2又のTypeC(片側オスーもう一方の片側メス2つ)をAmazonで購入してやってみる
②Appleに備わっている「AirMacユーティリティ」を使ってiPad画面をPCにミラーリング
①2又のTypeC(片側オスーもう一方の片側メス2つ)をAmazonで購入してやってみる
こういう2又のコードを使えば、片方をARメガネ、片方をiMacに接続できるのではと考えてやってみました。
結果はダメでした。こちらのケーブルは充電機能には対応していても、ディスプレイ機能には対応していないためでした。
②Appleに備わっている「AirMacユーティリティ」を使ってiPad画面をPCにミラーリング
結論として、この方法でなんとかバックアップをとることができました。
ステップは以下です。
STEP1 Macbook AirでAirMacユーティリティアプリを立ち上げる
STEP2 iPadにARメガネを接続して右上から左下にすワイプしてコントロールセンターを表示し、Macbook Airと接続を手探りでタッチパネルから選ぶ
STEP3 Macbook AirにiPad画面がWifiでミラーリングできたら、ARメガネをiPadから外してType-CケーブルでiPadとiMacを接続してバックアップを選ぶ
STEP4 Macbook Air画面を見ながらiPadのキーボードでパスコードを入力する
これで、なんとかiMacに現在のiPadをバックアップすることができました。
こちらがMacbook AirでAirMacユーティリティを立ち上げたところ。
こちらがiPadのコントロールセンター画面でエアプレイのアイコン部分です。これをタッチパネルで当たりをつけてARメガネを見ながら触ってMacbook Airを選びます。ここが苦労しました。
こちらがiPadを接続したiMacの画面。うまくバックアップの同期が始まりました。
無事に完了です。
Displayを修理もしくは、iPadを新しいものに交換した後に今のiPadの状態を再現できる見込みです。
これで一安心。
◾️まとめ
予期せぬ災害でデバイスが被害を受けても、諦めずに創意工夫することで解決策を見出せることがあります。
この記事では、ゲリラ豪雨で被災したiPadを、従来の方法では不可能と思われたバックアップに成功させた体験を紹介しました。
ARメガネやAirMacユーティリティなど、既存の技術を組み合わせることで問題を克服できたので、アップルサポートで無理と言われても諦めずにAIも活用しながら解決策を探ってみると打開策が見つかるかもしれません。
以上参考になれば嬉しいです。