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読書メモ:「多様な意見」はなぜ正しいのか(1)

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

スコット・ペイジ著、『「多様な意見」はなぜ正しいのか』を読みました。

難解な内容ですが、新しい知見で参考にしたい内容が満載でしたので、

忘備録として残しておきます。

中身の概要は、一言で言えば、以前人気のあったTV番組「クイズミリオネア」

のなかで、オーディエンスという、回答者がヒントを複数の人からなる

オーディエンスの答えを参考にするというのがありました。

それが、意外と正解である可能性が高いのですが、つまり多様な意見は

案外正しいのはなぜかという点を深く掘り下げたものです。

内容が盛りだくさんなので、何回かに分けてポイントをまとめます。

まずは、何度も出てくるキーワードの定義を理解する事から始めます。

そのキーワードとは、

・観点:内的言語

・解釈:カテゴライズ

・ヒューリスティック

・ツールボックス

・ローカルオプティマム

・グローバルオプティマム

です

■観点と内的言語とは

同じ事象を見ても、一人一人その物事に対する見方が異なります。

例えば、色々な方ポテトサラダを作ったとします。

出来上がりは同じでも、プロセスや何を念頭において作ったかは、それぞれの方の

事情や意図によって異なります。

ある人は、糖質制限を気にし、ある人は総カロリー、ある人はいかに手早く効率的に家事として

器具を活用するか、はたまた健康志向で有機野菜を使うなど、

出来上がりは同じでも思惑は異なります。

そのことが、それぞれの内的言語が異なっていると言うと理解するとわかりやすいです。

図の上の方は、本の中にある、同じ座標を表すのに、デカルト座標と極座標の2つの

見方があると言う説明です。

下の方はポテトサラダでわかりやすくしたものです。

■解釈(カテゴライズ)、ヒューリスティック、とは

解釈とはカテゴライズすなわち分類のことを意味しています。

ヒューリスティックとは、課題を解決するための考え方とかツールのことでして、

観点と合わせてそれらの関係性を理解するために、サラダの例で考えて見ました。

例えば、スーパーにある多種多様な材料の中からたとえば5種類の

食材を組み合わせて、一定量(たとえば2人分200gの分量)サラダを作るときに

色々な観点から、ベストなサラダを選ぶ例を考えてみてみます。

解釈(カテゴリー):ポテトサラダ、野菜サラダ、卵サラダ、海藻サラダ 

観点: 低GI値、低カロリー、費用ミニマム、準備時間ミニマムとしますと

ヒューリスティックは、各観点でベストなサラダを選ぶ判断基準となる根拠の計算

という様な意味合いに捉えました。これらを表にして見ます。

■ツールボックス、ローカルオプティマム、グローバルオプティマム

ツールボックスとは、

「観点」「ヒューリスティック」「解釈」「予測モデル」

の4つの枠組みのことを言います。

ここで、「予測モデル」とは、過去の経験に基づいてこれからこのような出来事が起こるのか

を予測する方法のことです。

サラダの例で「予測モデル」を表現してみますと、4種類に分類した候補の中から

どのサラダを作って食べるかの例で考えてみます。

低血糖という観点からみると、「どうもポテトサラダは炭水化物の割合が多いし、GI値が

高そうだから、血糖値に悪影響を与えそう」と考えることが予測モデルの1つの例と言えそうです。

ローカルオプティマムとは、集団の中で1人の最高の解

グローバル・オプティマムとは、集団全体の最高の解

を意味します。

個人で言えば、ツールボックスの中身を充実することで、問題解決のために

多様性の組み合わせが増えることになります。

まずは、言葉の定義をまとめました。

 

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