こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
この本は今まで読んだ、健康のための食事術の中での決定的な本といっても過言ではありません。
巷に溢れている健康情報の中でどれを信じていいかわからないと言う方にはお勧めの本です。
それは長年にわたる栄養学的研究や医学的研究の根拠に基づいているからです。
著者は、マスコミ情報や政府が推奨する情報でさえ、商業的なバイアスがかかっているとさえ言っているところは、
この本の情報がそういうバイアスがないことを示しています。
■結論は何か
この本の結論は以下に集約されています。
がんや脳卒中、心筋梗塞などの病気にかかりにくく、長生きできる、科学的根拠にもとづいた食事は
①魚
②野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもを除く)
③茶色い炭水化物
④オリーブオイル
⑤ナッツ類
逆に
逆に健康に悪いと考えられているのは
①赤い肉(牛肉や豚肉。鶏肉を除く。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)
②白い炭水化物
③バターなどの飽和脂肪酸
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」より引用
上記の結論部分が表になっています。
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」より引用
ここでショックだったのは、
グラスフェッドのバターでも体に悪いということが多くの研究からわかっているという記述です。
「ファットバーニングの食事術」の内容と相反する部分があるからです。
そこは自分の目でエビデンスを確認して見たいと思っています。
年配の方は肉はある程度とった方が良いとも書いてあるので、
赤身肉は食べてはダメというわけでもないようです。
■筆者が推奨する信憑性のある健康情報の収集の仕方
信頼できる健康情報の入手先として、
日本語情報では国立がんセンターや厚生労働省のホームページを推奨されています。
但し、がん以外のトピックが少ないとのことです。
一番が英語で検索することで、以下のステップが紹介されています。
ステップ1:まずは興味ある健康情報のキーワードを選ぶ。
ステップ2:キーワードを英訳する。
ステップ3:それに関する健康情報が必要なので、健康とエビデンスと言う言葉を加える。
例としてはフィッシュ、ヘルス、エビデンスと言う3つのキーワード。
ステップ4:その3つのキーワードでGoogle検索を行う。但しアメリカのGoogle。
ステップ5:リストアップされたサイトの中から、hsph、mayoclinic、webmdがアドレスに含まれるものを選ぶ。
英語に自信のないかたはGoogle翻訳で大丈夫とのことです。
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」より引用
この方法を試してみたいです。
■著者について
著者は、医療政策学者で医師でもあり、膨大な研究論文から科学的根拠を読み解く教育をハーバード大学で受けて、
科学的根拠を明らかにする研究を日々行っている方です。食事に関する正しい情報を得ています。
この本は健康と食事について関心のあるかた必見の書です。