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読書メモ: 音楽の贈り物からの名言(19)アルバート・R・パーソンズ の名言とワーグナーの言葉とダリ

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

今回の名言は19世紀末の(1848年 – 1887年)のアメリカの社会主義者アルバート・リチャードパーソンズの名言です。といっても、ほとんどリヒャルト・ワーグナーの言葉を引用しています。

その言葉に、数か月前の旅行で訪問した、スペイン、バルセロナから電車で2時間程の街フィゲラスにあるダリ美術館での、既存の枠組みを超えたダリの表現力を連想しました。

この記事では音楽について語ったワーグナーの言葉を引用したパーソンズの名言と、ダリの作品から強烈な印象を受けた想いとの共通点について書いています。

■アルバート・R・パーソンズの名言と思ったこと

まずは「音楽の贈り物」という本の中の名言です。

ワグナーによれば、音楽はもはや単に「私たちが美しい姿から得る喜び;」を刺激する手段とはみなされなくなった、代わりに、内的衝動を形にする意思による直接的な手段であるという。自ら決定的な影響力を行使するのではなく、「芸術的な形式は、それ自体が芸術家のアイデアに対する直感によって決定されるべきだ。

アルバート・R・パーソンズ

ほとんどがワーグナーの言葉の引用になってますが、噛み砕いてい言うと、

「音楽は聴く人の審美眼(耳?)を単に刺激するものではなくて、作曲家の表現したいという衝動をそのまま表現するものだ。その形式自体も芸術家が自由に直感にもとづいて決めていい。」

という意味だろうと勝手に解釈しました。

そこで連想したのが、バルセロナからほど近いフィゲラスという街にあるダリミュージアムでの彼の作品群です。

単なる絵画にとどまらず、建物自体も含めて形式にとらわれない彫刻やオブジェの数々。

それらはダリのほとばしる内的な発想や衝動を自由に表現しています。見る人の心に直接的に訴えてくるところがすごいです。

この名言と共通する、「内的衝動を形にする意思」を感じました。

ダリというと、ここに来るまでは解けた時計の風変わりな絵ぐらいの印象しかなかったのですが、下の写真の様な、建物自体と付随するオブジェから、彫刻から、デッサンなど何かを訴えて来る様な凄さを感じました。

この名言によると、音楽もそうなのでしょうが、ダリの多彩な表現力に匹敵する作曲家はすぐには思い浮かびません。

興味のある方はこちらを参照ください。

■アルバート・R・パーソンズについて

ウィキペディアによる引用です。

アルバートリチャードパーソンズ(1848年 – 1887年)は先駆的なアメリカの社会主義者であり、後にアナキストの新聞編集者、演説者、そして労働活動家だった。ティーンエイジャーとして、彼はアメリカ南北戦争の間、テキサスのアメリカの南部連合の軍隊で勤めました。戦後、彼はテキサス州に定住し、かつての奴隷の権利のための活動家となり、後に復興の間に共和党の役人となった。彼は1873年に妻のルーシー・パーソンズと共にシカゴに引っ越し、新聞で働いた。そこで彼は労働者の権利に興味を持つようになった。1884年に、彼は警報を編集し始めました新聞。パーソンズは、論争の的になるように陰謀について有罪判決を受けた4人のシカゴ過激派指導者のうちの1人であり、ヘイマーケット事件として記憶に残る警察への爆弾攻撃の後に絞首刑になった。

ウィキペディアより引用 https://en.wikipedia.org/wiki/Albert_Parsons

この名言から想像できませんが、急進的な社会主義者で、爆弾攻撃の疑いで絞首刑になったとのことです。調べると濡れ衣をきせられたような記事もありますが真相は不明です。

以上、19回目の名言でした。

このシリーズのいきさつはこちらです。

https://globalk-m.com/2019/01/02/reading-memo:the-gift-of-music-1/

尚、わかりやすさをめざし、独自の翻訳とさせていただいており、

他の名言Website様とは表現が異なる場合がありますのでご了承下さい。

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