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読書メモ:内向型を強みにするマーティ・O・レイニー 著

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

自分はどちらかというと内向型で、外向型タイプの人をみてうらやましく感じたり、自分にひけめを感じたりすることはないですか?

この本はそんな心配を払拭して、自己肯定感を高めてくれます。この記事では、印象に残った内容と、行動に移したいポイントを紹介します。

■まずは自分が内向型か外向型かを知る

セルフチェックリストがあるので引用します。以下の(A)と(B)で自分が当てはまると思うものを選びます。

(A)

  • 物事の中心にいるのが好きだ。
  • 多様性を好み、単調だと飽きてしまう。
  • 大勢知り合いがいて、その人たちを友達だと思っている。
  • 相手が知らない人でも、おしゃべりするのは楽しい。
  • 活動のあとは高揚し、もっと何かしたいと思う。
  • 前もって考えなくても、話したり行動したりできる。
  • たいてい元気いっぱいだ。
  • 聞き手になるより話し手になることが多い。

(B)

  • 自分ひとりか、二、三人の親しい友達とくつろぐほうが好ましい。
  • 深くつきあっている人だけを友達だと思っている。
  • たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは、休息をとる必要がある。
  • 聞き役になることが多いが、自分にとって重要なテーマについてはたくさん話す
  • 無口で冷静に見え、観察するのが好きである。
  • 話したり行動したりする前に、考えることが多い。
  • 人前で、または、プレッシャーがかかったときに、頭が空っぽになったことがある。
  • せかされるのは好きでない。

(A)と(B)であてはまる項目の数を比較して、(A)が多い方が外向型、(B)が多い方が内向型です。ちなみに私の場合は(B)が多かったので、予想通り内向型でした。

さらに、内向型にも完全な内向型、中くらいの内向型、外向型よりの3つのタイプがあって、それを診断するテストもありますが、長いので、興味のある方は本をご覧下さい。

■内向型は気質の1つであって、ありのままの自分の価値を認める必要がある

世の中の75パーセントは外向型人間であって、内向型人間が引目を感じるのは無理はないが、自身が内向型である著者は全体を通してありのままの自分の価値を認めるべきと言っています。

そろそろ内向的な人も、自分たちがどんなにユニークで貴重な存在かを悟るべきだ。われわれは、内向性をよしと認める文化的転換期に来ている。もう、適応しよう、自分を変えよう、などと努力しなくてもよい。わたしたちは、ありのままの自分の価値を認める必要がある。

内向型の著面人の例も出てきて、成功する人の資質には、内向型も外向型も関係ないことがわかります。

アルバート・アインシュタイン
エイブラハム・リンカーン(アメリカ合衆国第十六代大統領)
サー・アルフレッド・ヒッチコック(映画監督)
マイケル・ジョーダン(バスケットボール選手)
トーマス・エジソン
グレース・ケリー(女優)
デイヴィッド・デュバル(ゴルファー)
ローラ・ブッシュ(元アメリカ合衆国大統領夫人)
ビル・ゲイツ(ソフトウェア業界の草分け)
キャンディス・バーゲン(女優)
クリント・イーストウッド(俳優、映画監督)
チャールズ・シュルツ(ピーナッツ・シリーズを描いた漫画家)
ハリソン・フォード(俳優)
ミシェル・ファイファー(女優)

などです。スターウォーズやインディージョーンズのハリソンフォードも内向型とは意外でした。

■内向型であることの特徴を知る

内向型の人の特徴の1つに、蓄電池の様に充電すると力を発揮するというところです。

大切なのはエネルギーを蓄えることで、いくつかの助言があります。

・一週間にあまり多くの予定をつめこまない。
・会合の前には、散歩や読書や昼寝をするか、自然のなかでくつろぐこと。
・パーティーのことで不安になったら、たくさん水を飲み、深呼吸しよう。
・家を出る前に、力をつけるためにタンパク質をとろう。
・翌日の午前中に充電のための時間を確保しておくこと。

 特に一週間の間に予定を詰め込まないと言うポイントは、まさに自分がそうなので、納得です。もう少しゆとりを持った計画を立てたいと思いました。

■特徴を知った上で、のびのびと人生を楽しむ7つの戦略とは

特徴を知ると、自信が持てて、外の世界と向き合えるようになります。そのための7つの戦略を以下の様にあげています。

①勇気を出して口を開く

②心のイライラをすばやく鎮める

③自分に優しく

④常にサバイバル・キットを持つ

⑤定期的に燃料を補給する

⑥いつもユーモアを忘れない

⑦ネットワークをつくる

ここでサバイバルキットとは、外界からの猛攻を和らげる道具のことです。 その人にとって気分を落ち着かせてくれるものならなんでも良いとしています。

どれも大事な戦略ですが、特に⑥と⑦のユーモアと笑いを大切にして、人とのネットワークを維持することが重要だと思ったので行動に移したいと思いました。

■著者について

マーティ・0・レイニー
心理療法士。内向型人間に関する研究における第一人者。執筆の傍らアメリカ合衆国とカナダでワークショップや講演を行ってい
る。外向型の夫と2人の娘、4人の孫とともにオレゴン州ポートランド在住。

■まとめ

自分もどちらかといえば内向型だと思っていて、外向型タイプの人に羨望の念をときどき抱くことがありました。

それでもストレングスファインダーとう自分の34の資質を診断するものを知って、強みと弱みは人それぞれなので、強みを生かしていけばいいと考えるようになりました。それ以来自己肯定感が増して不満は感じなくなりました。

それでも心のどこかに内向型としてほんの少しひけめみたいなものを感じていました。

この本を読んで、わずかに残っていた引け目みたいなものが、部屋の隅のほこりを高性能掃除機で吸い取ったみたいに一気にふき飛んで払拭されました。

ご参考になれば幸いです。

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