こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
この本はベストセラー作家で起業家でもある著者ティム・フェリスが、週4時間という少ない労働で莫大な収入を得つつ理想的なライフスタイル送る秘訣をまとめた本です。
そんなうまい話があるわけないと思うかもしれませんが、著者自らがそういう生き方をしているので説得力があります。
Step I: D Definition 定義、Step II: E Elimination 排除、Step III: A Automation 自動化
Step IV: L Liberation 解放の4つの章から構成されています。
この記事では、ビジネスを自動化する仕組みついての「Step III: A Automation 自動化」の章の中から、情報コンテンツを自分の商品にする方法について有益な内容だったのでまとめておきます。
■情報コンテンツを自分の商品にするための方法
情報コンテンツは物品のコンテンツに対してのメリットを著者は2つあげています。以下、薄黄色のボックスは引用部分です。
メリット1:模造されにくい
メリット2:利益率が高い
ナイキの靴や、キャロウェイのゴルフクラブは新製品発売から1週間もたたないうちに1/20の値段の模造品が出回ってしまうのに対し、情報コンテンツは真似されにくいと筆者は言います。
なるほど確かにそうです。利益率が高いのも、試作品を高コストで作る必要がないので、うなずけます。次に著者の推奨する考え方です。
■トップレベルのエキスパートである必要はない
ここは重要な考え方です。つまり、あなたのターゲットとする購入者の層よりもその話題についてよく知っているレベルで良くて、最高である必要はないと著者は言い切ります。
ここは全く同感です。よくエキスパートとして誰よりも知識がないと情報コンテンツは作れないと考えがちですが、必ずしもそうでなくてターゲットとする人たちより知っていればいいわけです。
具体的に個人的なエキスパートのステイタスを得るための3つの方法が書かれています。
1.あるトピックに関する複数の本のポイントを言い換えたり組み合わせたりして、自分でコンテンツを作成する。
2.パブリックドメインにあり、著作権保護の対象になっていないコンテンツ (政府文書や現代の著作権法以前の資料など) を転用する。
3.コンテンツのライセンスを取得するか、専門家にコンテンツの作成を依頼する。有償で依頼する。
コンテンツのトピックとして、複数の本のポイントから導き出すという考え方も参考になります。
■いかに情報コンテンツをあなたのもしくは借りた専門性を発揮して売るためのブレストとは?
今となっては、DVDは情報コンテンツとしての地位を失っていますが、かつては情報メディアとして売れてました。考えかた自体は今の情報メディアにも当てはまります。
以下の質問を自問自答するブレストをすることです。
1.私が「ニッチングダウン」と呼んでいるような一般的なスキルを市場に合わせたり、ターゲットとする雑誌で売れているものに加えたりするにはどうすればよいか。広いというよりは、狭く深く考えること。
2. あなたやあなたの市場の他の人々が学ぶために支払うであろうどんなスキルに興味があるか?
3, 販売可能なオーディオCDを作成するために、どの専門家にインタビューし、録音するか?
4.他の人に向けたハウツー商品になり得る、失敗から成功に転じたストーリーはあるか?
以上がブレストの方法です。情報コンテンツをYouTubeや有料Noteなどに置き換えて理解すれば良さそうです。
■行動に移したいポイント
以上の内容から、行動に移したいポイントだと感じたのは。
1)完璧な専門家でなくても良い、ターゲット顧客よりその分野での経験が長ければいい。
2)あなたやあなたの市場の他の人々が学ぶために支払うであろうどんなスキルに興味があるか考える
3)専門家に話を聞く
4)失敗談を書く
ということで、上記4点を意識して、今後コンテンツを作成する機会があれば適用したいです。
■まとめ
Timothy Ferris著 4-Hour Work Week (週4時間だけ働く) の読書メモとして、ターゲット層より少し知識がある前提での情報コンテンツの販売の心構えと考え方について紹介しました。
参考になれば嬉しいです。