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「もうその話し方では通じません」藤原和博著の読書メモ

こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。

「話が下手なので、もっと上手に話せるようになりたい」「話題が途切れることなく話ができるようになりたい」とお悩みではないですか?

私も含めてそんな人におすすめの「もうその話し方では通じません」藤原和博著の本を忘備録としてまとめたので紹介します。

なかなか話が通じないと感じている若い世代から、昔はよかったのに今は通じないと考えているシニア世代にもおすすめです。

■「もうその話し方では通じません」の概要と特に印象に残ったポイント

この本は筆者がご自身のこれまでの体験から会得されたという今の世の中にマッチした話し方のルールとテクニックが語られています。

そのルールとテクニックが印象に残りました。

前提として、今の世の中がこれまでとどう変わったのか、そのことで話し方のルールがどう変化したのかが示されているので引用します。

みんな一緒の成長社会→ それぞれ一人ひとりの成熟社会
   説明     → プレゼン
 自分の頭の中   → 相手の頭の中
  独り言     → 共感
  肩書き     → つかみ
 強みをPR     → 弱みをさらす
 話し上手     → 聞き上手

「もうその話し方では通じません」より引用

つまり今の時代は、個性が重んじられる成熟社会になってきたので、話し方のルールも上記の様に変わってきていると言います。

本書では、1章で5つのルールと、2章から5章でそれを実現するための4つのテクニックが述べられています。

”【新しい話し方:5つのルール】
1)「相手の頭の中」の言葉で話す
2)「共感させる」言葉で話す
3)初対面で「肩書きなし」で話す
4)強みより「弱み」をさらけ出す
5)話す前に「聞く」”

「もうその話し方では通じません」より引用

このルールを実現するための4つのテクニック以下で、言葉的にはルールと重複する部分がありますが、その方法について具体的に紹介されています。

”【新しい話し方:4つのテクニック】
1)共感させる
2)つかむ
3)弱みをさらす
4)聞き役に回る”

「もうその話し方では通じません」より引用

この中で、特に印象に残ったポイントは以下です。

・共感させる:自分の頭よりも相手の頭の中で考えているところを想定して対応する
・つかむ  :見た目と実態のギャップ、自分が最近した失敗談などを活用
・弱みをさらす:自分の弱みを書き出して事前にストーリーをまとめておく
・聞き役に回る:相手の過去、現在、未来の方向性から共通点を探し、自分の恥は先にさらす

本から共感の部分を引用します:

話を通じさせるために重要なのは「共感」できるかどうかです。では、共感とは何でしょうか? ひと言でいうと「相手が知っている」ということです。
人間は、自分の頭の中に入っていないこと(わからないこと)については恐怖心を抱きますが、自分が知っている要素についてはなじみがあるから理解しやすい。

「もうその話し方では通じません」より引用

共感をどうやって得るかと考えると難しく考えてしまいますが、相手が知っていることは何か?から考えていくとハードルが下がる気がしました。

もう1つ、お願いごとがある場合には、”相手の「メリット」に変換できないか考える”というポイントもなるほどと思ったポイントです。

弱みをさらす、と言うのはなかなか勇気がいる様に感じてしまいますが、筆者の言葉をまた引用すると:

私たちは、相手の自慢話より、失敗談を聞くほうが好きなんですね。自分にも、そんな弱みや失敗があったように思えて共感できるし、その結果、相手に対して親しみが湧くからでしょう。

「もうその話し方では通じません」より引用

弱みをあえてさらけ出した方が共感を呼びやすいというのも納得です。

本書には他にも参考になる実例が豊富に紹介されていますので、気になる方は本を手に取ってみてください。

■「もうその話し方では通じません」から行動に移したいポイント

以上から、以下の3つを実践できる様に意識して行きたいと思いました。

【行動に移したいポイント】
・相手の頭の中を想定して対応する
・自分の弱みをいくつかピックアップしてまとめておく
・失敗談があればメモしておいてつかみに利用する

■著者について

本書からの引用です:

藤原和博(ふじはら かずひろ)
教育改革実践家。元杉並区立和田中学校校長。元リクルート社フェロー。
1955年生まれ。父は公務員。小学校時代はサッカー少年だったが中学
校にサッカー部がなく挫折。柄にもなく悪ぶって事件を起こし、家庭裁判
所に。高校ではビートルズ&ビージーズバンドのリードヴォーカルでイケ
イケだったが、バスケット部では弱くてもっぱら強い女子の相手をさせら
れた。大学入学直後に完璧な五月病でひきこもる。
リクルート入社後、「カーセンサー」のネーミングや安比高原スキー場の
広報担当、メディアファクトリーの創業を手がけるが、営業部長当時、リ
クルート事件で検察にも喚ばれた。30歳でメニエル病を発症、以後5年間
後遺症に悩まされ、W歳で家族とともに欧州に逃亡。10歳で、妻にも黙っ
もう、その話し方では通じません。(中経出版)
て無謀にも会社を辞める。7歳で義務教育では東京都初の民間人校長とし
て和田中学校を人気校によみがえらせ、橋下大阪府知事(当時)の教育政
策特別顧問に。
3児の父で3人の出産に立ち会い、うち末娘を自分でとり上げた。飼い犬
は長野の天然記念物「川上犬」。8歳からテニスプレーヤー。著書は10冊
で累計117万部超。講演会が1000回、動員数20万人を超える超人気
講師。

■まとめ

「もうその話し方では通じません」藤原和博著著の内容を読書メモとして紹介しました。

読む人によってそれぞれ印象に残るポイントは異なると思われますが、そこを実践していって今の自分より話方が向上することを目指したいものです。

参考になれば嬉しいです。

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