kochan_blog : 生涯挑戦 !

「読書の方程式」羽田康佑著の読書メモ

こんにちは、kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代と子育て世代を応援する、こうちゃんです。

ビジネス書や自己啓発本を読むと、読んだときは、なるほど、ためになることが書いてあると思いながら、読みっぱなしでなかなか学びを実践できずに終わってしまうことはないでしょうか?

この本は私を含めたそんな方に、こういう読み方をすればより学びが定着しやすくなりそうだし、行動にも移せそうと感じさせてくれます。

■「読書の方程式」の全体構成と概要

6つの章から構成されています。

”第一章 ビジネス書は、成長を加速させるエンジン
 第二章 10倍読書の四大原則
 第三章 視点を増やす「視点読書」 10倍読書[前篇]
 第四章 法則を増やす「法則読書」 10倍読書[後篇]
 第五章 10倍読書のアウトプット術
 第六章 ミスマッチを防ぐ! 10倍読書の選書術”

第一章では、ネットで情報検索すればすぐ知りたい知見が得られる時代になぜビジネス書をよむ必要があるのかが書かれています。
 
ポイントは、断片的な情報と体系化された情報との違いです。体系化されているからこそ、知識が身につきやすく、
解釈力、思考力、応用力も身につきやすくなります。
 
 
第二章の10倍読書の四大原則とは:

”・読書量より学びの量(ページ当たりの)
 ・フローの情報よりストックの情報
 ・「視点読書」「法則読書」の2回読みをする
 ・同じ分野の固め読みをする”

著者の提唱するビジネス書の読み方の方程式とは:

”何を考えるべきか?(視点)×どう考えるべきか?(法則)=あなたなりの結論”

第三章で何を考えるべきか?(視点)第四章でどう考えるべきか?(法則)について解説されています

「視点読書」とは 視点を発見するステップで2つ解説されています。

”・ビジネス書から視点を発見する
 ・発見した視点を抽象化して捉え直す”

 

ビジネス書から視点を発見するとは:「この文章にはどのような視点が隠されているのか?」と考えること。
発見した視点を抽象化して捉え直すとは:「幅広く応用できる”概念”に置き換えられないか?」と考えること。

どういう視点かは書いてある内容によりますが、相反する捉え方はないかという見方をしてみると良さそうです。例えば、
・目的の視点と手段の視点
・質の視点と量の視点
・有形の視点と無形の視点
などです。

②「法則読書」とは、視点を起点にして、因果関係を自分なりに仮説でもいいので導き出して言語化してみることです。

具体的な方法は、法則読書の2ステップです。

”STEP1 :ビジネス書から法則を発見する
 STEP2 :「法則」を抽象化して捉え直す”

法則を発見するには、
”この文章にはどのようなノウハウや経験則が隠されているのか?という質問をぶつけながら読み進める
”というやり方が推奨されています。

抽象化するとは、発見した視点と法則を合わせてより汎用性の高い法則を生み出すことです。
具体例として、第五章にアウトプット術として4つのステップが提唱されています。

”STEP1 :手書きのメモをメモアプリに転記する
 STEP2 :イメージトレーニングをしながら日々の仕事に活かす
 STEP3 :組織の力に変える
 STEP4 :社会に共有する”

この方法をそのまま真似をするのも良いですが、メモアプリは人それぞれ使いやすい
アプリを使えばよいと思います。

私の場合はGoogleドキュメントです。手書きのメモは筆者の場合はビジネス書に直接手書きで
書き込みを入れていますが、本に書き込むのは抵抗がある私のような人は、付箋紙を使うのが
良いと思われます。

ここで筆者の言うイメージトレーニングとは、具体的にどういう方法かというと、

“法則を「幅広く応用できる”概念”に置き換えられないか?」
「視点や法則を具体的な実務に応用するとしたら?」”

の2つをイメージしながら考えるということです。
つまり、導き出した「視点」や「法則」から抽象化と具体化を行ったり来たりすることですね。
これは行動に移してみたいところです。

■「読書の方程式」心に響いたポイント

特に以下が心に響きました。

”・ビジネス書を読むときに、速読が必ずしも良いとは限らず、付箋をつけながら、2度読みして1回目は視点、2回目は法則と分けて読んでみること。
・アウトプット術として、視点と法則に分けてメモ、イメトレと称して、視点と法則から、抽象化と具体化をいったりきたりしながら応用概念と具体的実務に落とし込む”

■「読書の方程式」行動に移したいポイント

本書から、行動に移したいポイントは以下の2つです。

・まずビジネス書や自己啓発本は読みっぱなしではなく、視点と法則を本書のステップに従って自分なりに言語化してみること。
・これはじっくり読みたいと思った本は、視点と法則にわけて付箋で色分けして2度読み直してみる。
・アウトプットとして、視点と法則をさらに深堀して、「ほかに応用できないか、ほかに応用するための具体的な方法はないか」の観点から言語化を試みること。
・視点・法則読書からの方程式を、ブログの読書メモを書くときに応用してみる。
 例えば、自分の視点と法則を行動に移したいポイントの一言メモとして残す。
・今回の場合:この本の視点法則読書はビジネス書以外、普段便利だと感じたこと商品サービスにも応用できる。商品コンセプトはどんな視点で開発されて、他に応用できる法則は何か?など

◾️著者について

羽田康祐(はだこうすけ) k_bird
株式会社朝日広告社ストラテジックプランニング部プランニングディレクター。
産業能率大学院経営情報学研究科修了(MBA)。
日本マーケティング協会マーケティングマスターコース修了。
外資系コンサルティングファームなどを経て現職。
「外資系コンサルティングファームで培ったロジック」と
「広告代理店で培った発想力」のハイブリッド思考を武器に、
メーカー・金融・小売り等、幅広い業種のクライアントを支援。
本書では、以上のようなキャリアを築く土台となり、長年培ってきた、
他に類を見ない独自の読書術を解説している。
その一端は、マーケティングやブランディング、ビジネス思考をテーマにしたブログ
「Mission Driven Brand」にも見て取れる。
ハンドルネームはk_bird。
著書にロングセラー『問題解決力を高める「推論」の技術』『無駄な仕事が全部消える超効率ハック』
(いずれもフォレスト出版)がある。
ロジカルで、再現性のある内容にこだわる姿勢が評価されている。

◾️まとめ

「読書の方程式」羽田康佑著の読書メモを紹介しました。参考になれば嬉しいです。

モバイルバージョンを終了