kochan_blog : 生涯挑戦 !

読書メモ:「ブルー・オーシャン戦略」

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

1年ぐらい前に読んだW・チャン・キム+レネ・モボルニュ著、

新版「ブルー・オーシャン戦略」を読み返しました。

学びをアウトプットしておきます。

企業に限らず、個人でフリーランスの商売を差別化したい時に役に立つ考えかたが満載です。

特に、2章の 分析のためのツールとフレームワークが腹落ちしましたので、テンプレートにまとめました。

■ブルー・オーシャンとは

競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」とし、

筆者らは、競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」を切り開くべきだと説きます。

■筆者たちが10年かけて開発したツールとフレームワークとは

①「戦略キャンパス」 ②「四つのアクション」③「アクション・マトリクス」④「価値曲線を深読みすること」

です。

応用が効くツールとフレームワークです。

■「戦略キャンパス」と「四つのアクション」のテンプレート

本の内容を整理して、自分なりにテンプレートを作ってみました。

①「戦略キャンパス」

戦略キャンパスでは、横軸に「業界の各社が力を入れる競争要因」を並べ、項目ごとに「価値曲線」をプロットします。

②「四つのアクション」で、新しい価値曲線を描く。

Q1. 取り除く :顧客の価値になっていないものを取り除く

Q2. 減らす  :過剰サービスを減らす

Q3. 増やす  :過小サービスを増やす

Q4. 付け加える:必要にもかかわらず、価値のラインナップにないものを付け加える。

■「アクション・マトリクス」と「価値曲線を深読みすること」のテンプレート

③「アクション・マトリクス」

2つめの「四つのアクション」をおぎなう分析手法

取り除く | 増やす

————————-

減らす  | 付け加える

というように、事象を四つに分けて、そこにそれぞれ何が入るのかを考えていく

④「価値曲線を深読みすること」

メリハリ・独自性・訴求力というブルーオーシャンの要件を満たしているか、判断

・下記に注意し、顧客が何がほしがっているか、という視線から、戦略キャンパスを描いていく

利益につながらない過剰奉仕や、戦略の矛盾がないか

戦略キャンパスの項目が顧客の言葉なのかどうか

顧客が理解し、評価してくれそうな外向きな表現を用いているか

■テンプレートの活用例

これを活用してみる例として、古いですが、2016年4月の日経新聞の記事

ソフトバンクグループは小型バスやトラックの

自動運転技術の開発に乗り出す。

トヨタ自動車の出身者らが創設した関連ベンチャー企業

(VB)に出資し、自社の持つセキュリティーの高い

高速通信技術なども使い制御装置を開発する。

2018年にも制御装置を搭載したバスやトラックなどの

販売や貸し出しなど実用化を目指す。

:2016年4月の日経新聞の記事より引用

を表現してみました。

■まとめ

既存のサービスの見直しや、新しいサービスを考える上で、広く役に立つ考え方です。

顧客視点に立つことの重要性を学びました。