「ジョブ理論」はハーバード大学ビジネススクールのクリステンセン教授の著作です。
ここで、ジョブとは職業としての「お仕事」のことではなくて、
顧客が、普段の生活で困っていたり、もっと楽に済ませたい「片付けたい仕事」のことです。
成功している企業は、顧客の視点に立ってこの「ジョブ」に注目していた
という点が興味深く、読書メモとして残しておきます。
■ジョブとは
一言で言うと、「痒いところに手が届いて欲しい」と感じさせるような、顧客が困っていることです。
実例として、アマゾン、IKEA、ほかさまざまな企業がそこに注目した製品、サービスを提供して
成功していることが示されています。
■印象に残ったポイント
・ジョブの探し方の5つのヒントとして、以下がある
1.生活に身近なジョブ
2.無消費
3.間に合わせ対策
4.避けたいジョブ
5.意外な使われかた
これを念頭に置いて、身近な例で探して見ると理解が深まりそうです。
マインドマップで整理して見ました。
これは一つの例にすぎませんが、
5つのヒントをメインカテゴリーにして、
自分の身の回り、ネットやTVの情報、SNS等での気づきなどを
どんどん書き込んでいけば頭の整理になるし、記録に残ります。
例えば、口コミ情報の星の数がいまいちのところをのぞいてみることで
思わぬヒントが得られるかもしれません。
・ジョブというものを把握するための5つの要件をあげています。
「短編ドキュメンタリー映画を撮影するように」との表現が面白いです。
1. その人が成し遂げようとしている進歩
2. 苦心している状況
3. 進歩を成し遂げるのに障害物
4. 不完全な解決策で我慢し、埋め合わせの行動を取っていないか
5. その人にとって、よりよい解決策をもたらす品質の定義、そのために引き換えにしていいと思うもの
■行動に置き換えたいこと
ジョブの定義をしっかり理解して、今後の自分マーケティングや
ブログ作成等にも活用して行きたいです。
忘備録として、ジョブの定義と主な事例をまとめました。