ブログを始めたのは、自己開示に以前ほど抵抗がなくなったことが1つの大きな要因です。
そのきっかけになったのが、秋元康さん著の「企画脳」という本を読んだことでした。
「他の人の眼は気にしてもしょうがない、車窓から見る一瞬の風景のようなもの」
という言葉です。
要は、自分が気にするほど、他の人は自分が発する情報など気にしていない。
一瞬のうちに過ぎ去る車窓からの風景のようなもので、過ぎ去ったらすぐ忘れてしまうと言う内容でした。
それ以降、自己開示することへのハードルが下がり、ブログを始める1つのきっかけにもなりました。
■「企画脳」の中で特に響いた「車窓からの風景」
1章の「企画・発想力をつける基礎体力術」の6番目、「すべての人間にいい顔はできない」
の部分に、この車窓の話が出てきます。
以下引用です。
ーーーーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーーーーーーーーー
”人の眼は気にしない方がいい。
僕はよく講演会でも話すのだが、人の眼と言うものは、
例えば走る電車の窓から見える一瞬の風景と同じようなものである。
走っている電車の窓から、裸の女性が見えたとしよう。
気がついた人たちは、みんな「ワッー」と驚きの歓声をあげて見るはずだ。
だが、次の駅で降りてまたそこへ戻ってみようと言う人はいない。
わざわざタクシーを飛ばして見に見に行こうと言う人もいないだろう。
どんなに衝撃的な光景であっても、結局はその程度のものなのだ。”
ーーーーーーーーーーーーー引用ここまでーーーーーーーーーーーーーーーー
この太字の部分「走る電車の窓から見える一瞬の風景と同じようなもの」
というところが、心に響きました。
それまでは、こう言ったり、こういう態度をとったりしたら、周りの人はどう思うだろう
とか考えると、自分をさらけ出すことに対して躊躇いがありました。
車窓の風景の比喩のこの文を読んだ時、それもそうだと妙に腹落ちしました。
それ以来、自分がネット上などに、発言をしたとしても
それほど、反応を必要以上に気にしてもしょうもないことに気づきました。
■これからはネット社会には情報発信力が重要な意味を持ってくる
最近ちきりんさんのブログでバズっている(爆発的にアクセスがある)記事の内容が目に焼きつきました。
今までは、学歴とか、会社名とか、職業名とかでどんな人間かを伝えていたが、
これからの時代は、ブログのようなSNSの方が「自分がどんな人間か」が伝わるという内容です。
ーーーーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーーーーーーーーー
”これからの時代、自分の思考を発信しないと言う事は、これまでの時代において
学歴や職歴を取得しないのと同じ位不利なことです。
反対に言えば、「自分たちがどんな人間か」、他者に伝わる形できちんと発信していくのは、
(学歴社会と言われた時代に)学歴を備え揃えていく行為と同じレベルで大事。”
ーーーーーーーーーーーーー引用ここまでーーーーーーーーーーーーーーーー
ここは確かにそうに違いないと納得しました。
そういう意味で、車窓の風景の話とも繋がりました。
自分を積極的にさらけ出して、思いや気づきを発信していくことは意味があるのだと納得です。