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読書メモ:「日本再興戦略」を読むと、まだまだ日本は伸び代があると感じます

こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。

落合陽一氏の「日本再興戦略」を読みました。

多くの興味深いポイント満載で、忘備録としていくつかまとめて、自分の行動に生かしていきます。

一番印象的だったところは、一般的にはネガティブなイメージで捉えられている

「少子高齢化」問題です。

■少子高齢化は日本にとってチャンス! その理由とは

筆者は少子高齢化は日本にとってチャンスであるとして、3つの理由を挙げています。

①機械化による省力化にマッチ

②少子高齢化対策ソリューションの輸出

③教育投資

この③つめのコンテクストとして、少子化のため未来を託す子供たちに教育コストをかけられるという意味で、

落合氏の教育についての記述で、共感したポイントは

ーーーーーーーーーー<以下 引用 >ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これまでの教育システムは、大量生産型の工業社会、たとえばトヨタの車をつくるのには

向いていましたし、ソニーのテレビをつくるのには向いていました。

みなが均質な教育を受けていて、何もいわなくても足並みがそろうからです。

不良品が少なく、コミュニケーションコストが低く、同調によって、幸せ感を演出できる

社会は非常にうまくデザインされていたと言えるでしょう。

ーーーーーーーーーー<以下 ここまで >ーーーーーーーーーーーーーーーー

というところです。

さらに、

ーーーーーーーーーー<以下 引用 >ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

我々の教育は、人に言われたことをやるのに特化していて、新しいことを始めるのには特化していない。

高度経済成長時代には良かったが、今の時代に合わなくなっている。

ここから脱却するには、教育とテクノロジー、それを通貫するビジョンが必要

ーーーーーーーーーー<以下 ここまで >ーーーーーーーーーーーーーーーー

と唱えています。

そこで必要になるのが、北欧のような問題解決型やコミュニケーション重視型の教育に繋がります。

均一化教育の垢を少しでも落とそうとしている私も大いに共感します。

今の勝者が全てを持って行ってしまう、いわゆる「ウィナー・テイクス・オール」状態では、

中間層にとっては所得格差の点において、今の日本は、名ばかりの民主主義と言えそうです。

■著者の幼少期の教育についての記述

落合陽一という著者の、多面的な視点はどこから来るのだろうと感心しながら読んでましたが、

幼少期に画一的でない教育を受けたとみられる次の記述から、さもありなんと納得しました。

ーーーーーーーーーー<以下 引用 >ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕も 3歳から6歳までは、家庭教師に習っていました。月曜日はピアノの先生が来て、

火曜日は東大の院生が来て算数を教えてくれて、水曜日は公文式を習って、木曜日は実験教室に行って、

金曜日は都内に住んでいた画家さんと一緒に絵を書いて、土日はピアノの発表会に参加したりしていました。

幼稚園にも一応言ってましたが、習い事の方がメインでした。

ーーーーーーーーーー<以下 ここまで >ーーーーーーーーーーーーーーーー

幼児教育は重要ですね。

そうは行っても、いくつになっても、「成長マインドセット」を持ち続けることも

大切だと考えています。

■行動に移したいポイント

この歪んだ状態を少しでも改善するにはどうしたらよいのでしょうか。

一市民のできることは限られるとは思いますが、次の3つぐらいかと考えています。

・政治にさほど関心を持ってこなかった自分としては、中間層の取りこぼしという

社会問題の構図があることを知ったので、それを身近な人にシェアしていく。

・メディアに流されずに、社会問題の本質を理解する目を養い、適切な政治家を応援していく。

・教育システムを画一的なものから、北欧のような問題解決型やコミュニケーション

重視型に移行するように応援をしていく。

この本を読むと、まだまだ日本には伸び代があると感じることができます。

若い人はもちろんですが、我々新・大人世代も生産性向上に少しでも寄与したいものです。

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