こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
ジョン・レイティ著の「脳を鍛えるには運動しかない」の読書メモです。最近読み返しました。
この本は運動習慣がまだない人や、世代を越えてとくに、年配の方で記憶力が減退していると感じているかたにおすすめの本です。
■心に響いたポイント
とくに面白いところは、「いくつになっても脳の神経は増える」というところです。
その部分を引用すると、
「脳由来神経栄養因子(BDNF)はニューロンの回路を構築し維持している。
…学習、運動、社会との接触という環境の刺激によってニューロンに新たな樹状突起が
生じ、シナプスは結びつきを増やした」
これは、
「脳のニューロンの量は青年期に達したあとは失われる一方」
すなわち、年齢を重ねると脳は衰えていく一方というこれまでの常識を覆す話しでしたので、
強烈に印象に残った部分です。
ちなみに、運動以外に「社会との接触」が含まれているところも、面白いです。
これは、昨日たまたま視聴したTEDトーク
”What makes a good life? “
の社会とのつながり、つまり良い人間関係が、幸福感、健康、長寿に良い影響がある
という話しにつながりました。
■著者について
この本は2008年1月にアメリカで刊行された本だそうで、著者はハーバード大学医学部臨床精神医学准教授です。
生涯教育プログラムの常任講師としても精神科医の人たちを教えているそうで、
どおりでTEDトークのロバート・ウォールディンガー博士と少なくとも間接的に繋がりがあるのは間違いありません。
■行動に移したいポイント
いくつになっても健康で幸福な生活を送るために、「運動」、「学習」、「社会との接触」を意識していきたいですね。