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感情の敏捷性を持とう:TEDからの学びメモ

こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。

最近視聴したTEDトークから学びがあったのでメモを残します。

今まではポジティブな感情をできるだけ増やして、ネガティブ感情はできるだけ排除すべきと思っていました。

プレゼンターのスーザン・デイヴィッドはこのTEDで「現代の様に複雑化した社会では、ネガティブ感情を抑圧せずに、すべての感情を根本的に受け入れること」を提唱しています。

この考え方はなるほど、そういう見方があるのかととても印象に残りましたので、少し詳しく書き留めておきました。

☑️どんな人におすすめか:ネガティブ感情や否定的な感情を無理に抑圧してしまって苦しんでいる人におすすめです。一聴の価値ありです。

■心に響いたポイント

以下の言葉が特に印象に残りました。

And try not to say “I am,” as in, “I’m angry” or “I’m sad.” Instead, try to notice the feeling for what it is: “I’m noticing that I’m feeling sad” or “I’m noticing that I’m feeling angry.”

「私は怒っている」や「私は悲しい」の様に「私は・・」という代わりに、それがどんな気持ちなのか気づく様にしてみて:「私は悲しいと感じていることに気づいている」とか「私は怒りを感じていることに気づいている」という様に。

自分の感情に身を任せるのではなくて、それを冷静に客観視してみることで、受け入れ易くなりそうです。

プレゼンターは、この様にも述べています。

感情を良いもの、悪いもの、ポジティブなものネガティブなものとする従来の見方は硬直性(rigid)があります。本当のレジリエンスと繁栄のためには、感情の敏捷性(emotional agility)が必要です。

感情の敏捷性というのは耳慣れない言葉ですが、硬直した見方ではなくもっとありのままの感情を受け入れる柔軟性を持つことが必要と理解できます。

そのことで何が良くなるの?と思われるかもしれません。自分の感情を客観的に見つめることのメリットをプレゼンターの言葉からこう理解しました。

・感情を一つのデータとして捉えると、その感情を引き起こしている原因が見つけ易くなって気持ちも楽になること

・全ての感情を受け入れる事は自分の人生をよくするために改善の一歩を踏み出すチャンスとなること

・自分自身の気持ちを理解することで、他の人の気持ちも理解しやすくなること

ここはとても共感しました。

■行動に移したいポイント

今までは、ネガティブ感情は排除すべきと思っていましたが、このTEDで、そのまま建設的に受け入れた方が良さそうと少し考えが変わりました。

「私は悲しいと感じていることに気づいている」とか「私は怒りを感じていることに気づいている」という様に自分の感情を第3者の様に捉えることを試みたいです。

■プレゼンターのスーザン・デイヴィドについて

TEDのページからの引用です。

デイヴィッドはハーバード大学医学部の心理学者で、感情心理学の博士号を持つ。数々の賞を受賞しており、世界有数の経営管理論者の一人。ウォール・ストリート・ジャーナルでベストセラーとなった著書 「Emotional Agility 感情の敏捷性」 では、複雑さと変化の時代に生きるために不可欠な心理的スキルについて説明している。彼女はハーバード大学医学部の「エヴィデンスに基づく心理学」のCEOであり、コーチング研究所の共同設立者でもある。「力強い話し手、先見の明のある思想家、インスピレーションあふれる個性」と評される彼女は、自分自身、子どもたち、組織、地域社会に最高のものをもたらす人々の力の揺るぎない信者である。

■まとめ

自分の感情をありのままに客観的に受けいれる大切さを学びました。

詳細を視聴してみたい方は以下にリンクを貼っておきます。日本語字幕も出ます。

本も読んで見たいです。