アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ夫妻著の本です。
これは、今年読んだ本の中で間違いなくトップ3内に位置するぐらい、面白い本でした。
どこが面白いかというと、実践すれば、本当に夢が叶う気にさせてくれるからです。
ポイントは、人が誰でも持っている、RAS (Reticular Activating System) 網様体賦活系です。
と、何やら難しそうな名前ですが、哺乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、
生命活動を維持する働きを持つそうです。
望むことだけを考えて、RASをプログラミングすることで、夢が実現できるという話を
実例と体験談を交えて書かれています。
意志の力ではなく、いかにRASに働きかけるかによって決まるという話と、
具体的な手順が述べられています。
忘備録として、まとめておきます。
■夢を実現するための手順
才能うんぬんより、達成までの道のりをどう計画し、どう進めるかで決まると筆者は述べています。
【ステップ1】紙に書く:RASが稼働し、答えを探し始める。タイプより手書きが良い。
自分が心から情熱を注ぎこめることを見つけて書く。
Aリスト(期限付きで、達成できると思えること。ダメだったらまた書き換える)
Bリスト(大事だけれど、少し考える時間を要するもの)
Cリスト(挑戦したいけど、わからないことが多いもの)に分類し、順に番号をつける。
【ステップ2】小さく切り分けて期限をきる
【ステップ3】責任をとる :人のせいや環境のせいにしないで、自分の責任と考える
【ステップ4】アフォアメーション(自己暗示)と視覚化を活用する
・自分を否定せず、視覚化して、いつもやりたいことリストを目にするところに置いておく。
【ステップ5】新しい習慣を身につける
【ステップ6】他人の言葉や扱いを気にせず意志を貫く 聞く耳は持ちつつ、自分の主張は通す
【ステップ7】恐怖や不安は当たり前のこととして受け入れる
悲劇が起こっても、必ず立ち上がるとあらかじめ決心する。
【ステップ8】数のゲームを楽しむ: 目標を数値化と日々の記録
【ステップ9】自分の本当の人生を取り戻す: 誰かの押し付けでなく、自分の決めたことをしていく
【ステップ10】あきらめない: やめたくなったらリストを見直し、目指すところとやりたいことを考える
■行動に落としたいポイント
同様の紙に書いて、自己暗示的な目標達成法の本はこれまでもいくつか読みました。
脳科学の見地から、やりたいことをはっきりさせて、紙に書き、RASを刺激することが
成功者の秘訣だったという点は説得力を感じました。
まずは、ステップに沿って行動してみたくなりました。
本文には、体験談と実例も豊富で引き込まれます。
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