こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
英語力向上のためには、英会話にしても、リーディング、リスニングにしても、英語の語彙力つまりボキャブラリーを増やすことは必須です。
それはわかってるけど、ではどうやって英語のボキャブラリーを効率的に増やしたらいいの?と思うことはないですか?
この記事では、こういった疑問に答えます。それは単語を丸暗記するのではなく、語源に分解して覚えることです。
日々の継続も重要なので、私が実践している具体的方法と、おすすめの本を紹介します。
■英語のボキャブラリーを増やすための語源をチェックする具体的な方法
結論から言いますと、
語源の説明があるオンライン辞書を使うこと
です。
オンライン辞書にもいろいろありますが、おすすめはWeblio辞書です。理由は語源の説明があるからです。
例えば、terminologyという単語の場合、このように英語での説明になりますが、語源が表示されます。
全体で見ると広告表示があるのがちょっと残念ですが、無料なのでそこはやむなしです。
では具体的にボキャブラリーを増やすための語源をチェックする方法を示します。
・語彙力診断テストを受ける
・間違えた単語のリストを作る
・そのリストに語源の欄を入れて、Weblio辞書の語源の部分をコピペする
以上です。
語彙力診断テストについてはこちらの記事でやり方の例を示しましたので興味のある方は参照ください。
各問題5択になっています。
不正解だった単語や、わからないながらもたまたま正解した単語を表にコピペして、意味や必要に応じて発音、例文も表にします。
ここで重要なのは語源も入れておくことです。 こちらにその例を示します。
例えば、idiosyncrasy という単語があります。見慣れない単語ですが、(一個人特有の)特質、特異性、性癖、(作家の)特有の表現法、風変わりな言行、奇行、特異体質という意味です。
この単語の語源には、こう書いてあります。
語源:First attested in 1604, in modern sense since 1665, from Old French idiosyncrasie, from Ancient Greek ἰδιοσυγκρασία (idiosunkrasía, “one’s own temperament”), from ἴδιος (ídios, “one’s own”) + σύν (sún, “together”) + κρᾶσις (krâsis, “temperament”). Analyzable as idio- + syn- + -crasy.
ここから読み取れることは、
idio- + syn- + -crasy.と分解されて、
(ídios, “one’s own”) 個人の
(sún, “together”) 一緒に
(krâsis, “temperament”) 気質
ということで、個人がもつ気質 (一個人特有の)特質、特異性、性癖という意味につながります。
もう少し易しい単語の例も示します。
Anthropology 人類学、人間学
From New Latin anthropologia, from anthropo- (from Ancient Greek ἄνθρωπος (ánthrōpos, “man, mankind, human, humanity”)) + -logy (from Ancient Greek -λογία (-logía)).
難しいギリシャ文字は無視すると、
anthropo-+ -logy
(ánthrōpos, “man, mankind, human, humanity”) 人間の
(-logía) 学問
なので、人類学、人間学という意味につながりますね。
このように単語を語源で意味をなすワードに分解して視覚的に記憶しておくと、まるまる1つのワードとして覚えようとするよりも記憶に残りやすいです。
■英語のボキャブラリーを増やすための語源をチェックすることのメリットデメリット
このように語源をオンライン辞書でチェックして、一覧表に整理して覚えることのメリットは、
・知らない単語が出てきたときに、ある程度意味が類推できる。
・新しい単語を丸のまま覚えるよりも、語源で分解した方が記憶しやすい
です。
例えば、
anthropo
(ánthrōpos, “man, mankind, human, humanity”) 人間の
という知識があると、
Philanthropy
がphil + anthropy philが愛する antropy人間、人類なので
人類愛、博愛 という意味が類推できますし。
Philが愛するという意味がわかると、
Philharmony 愛する ハーモニー(調和)
なのでハーモニーを愛するオーケストラの意味になります。
こうして語源を連想することで、単語を丸のまま覚えるよりは、語源で分解した方が効率的に覚えられますね。
デメリットは何でしょうか? 以下の2つが考えられます。
・全ての単語が語源で分解できるとは限らない
・語源もその都度チェックするのは多少手間がかかる
すべての単語が語源で分解できるとは限りません。
たとえばこういった単語はWeblio辞書にも語源の説明はありませんし、あったとしても語源で分解できず、それ自体で覚えるしかないものもあります。
lash:ロープ、鎖、またはひもで縛る
それと、語源が表示されているところまで、オンライン辞書をスクロールして、コピペするといった多少の手間がかかります。
そこはデメリットといえばデメリットですが、手間を惜しんで語源を全く意識しないよりは、記憶の定着率の面からいったらその手間は惜しまない方が良いと考えます。
■語源をチェックして英語のボキャブラリーを増やすのにおすすめの本
語源を活用してボキャブラリー向上にうってつけのおすすめの本は
こちらです。
イラストの図解も多く使われていて、視覚的にも楽しいので、時々眺めて辞書のように使うと効果がありそうです。
■まとめ
英語のボキャブラリーを増やすために、新しい単語に出会ったら、オンライン辞書で語源をチェックして、Excelなどの表に整理していく具体的な方法とおすすめの本を紹介しました。
最後にもう1つ伝えたいのは、オンライン英会話などを活用して、覚えたての単語を使ってみることです。記憶にまだ新しいうちに声に出して会話で使うと、視覚、聴覚も活用するので、より記憶に残りやすくなります。
是非、毎日10分でも15分でもコツコツ継続して、ボキャブラリーを向上させてください。
以上、参考になれば嬉しいです。