こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
今や日本人の2人に1人、男性では3人に2人ががんになる時代です。
たまたまがんについての講演会を聴く機会がありましたので、内容をまとめておきます。
東大病院の医学部の大学院生の講師の方からの1時間程のお話でした
結論は、予防としての生活習慣改善と、早期発見のための検診を積極的にうけることが大事とうものです。
意外と知らないことも多かったので、ポイントのみシェアします。
■がんに向き合うためのポイント
・就労世代のがん罹患者が増加、治療と就労の両立が重要になっている。
・がん死亡への推定寄与率の数字で、遺伝の要因は全体の5%。
多いのは喫煙30%、成人期の食事・肥満が30%
・男性で3人に2人、女性で2人に1人。全体で2人に1人ががんになる。
・そもそもがんは、細胞分裂する際のコピーミス、つまり遺伝子に傷がつき異常な細胞ができることで起きる。
・その原因は、生活習慣が主要因
・がん細胞ができてから1cmに成長するまでの時間は10年
1cmが2cmになるまで、1~2年
2cmが10cmになるまで3~4年 かかる。
1cmから2cmになる間に検診で発見できれば早期発見となり9割程度は完治できる。
・生涯の生理の回数は現代女性は450回、100年前は85回程度だった。
そのため、女性ホルモンの分泌回数が相対的に増えて乳がんになる確率が増加した。
・結論は、予防としての生活習慣改善と、早期発見のための検診を積極的にうけること。
生活習慣については、食事と運動、禁煙、過度なお酒を控えるです。
・たとえば米国では8割が乳がん検診をうけているのに、日本では4割程。
・がん検診を受けない理由のトップ3:時間がない、経済的負担、わかるのが怖い
遺伝要因って、2,3割ぐらいかと勝手に思っていたのですが、たった5%とは知りませんでした。
生活習慣改善とがん検診の重要性を再認識しました。
■まとめ
まだまだ検診を受ける人が日本人は少ないようですので、
男性の方も女性の方も「一見緊急でないけれど重要な」
がん検診を時間を作って積極的に受けるようにしたいものです。
最近注目されている、近赤外線による光免疫療法について、
あとどれぐらいで一般の人も治療が受けられるようになるのか質問してみました。
講師の方は放射線治療が専門らしく、光免疫療法については実用化はされないのではとのお答えで、
あまり他の分野については情報を入手されていないようでした。
こちらの記事でご紹介した内容ではあと2年ぐらいで、最新情報をお聞きしたかったのですが、
状況を注視していきます。