こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
今回の名言はジョン・ミルトンの言葉です。17世紀イギリスの詩人です。
名前だけは聞いたことありますが人となりは初めて知りました。音楽を深く愛した人だったことが名言から読み取れます。
同時代の音楽としてモンテヴェルディの美しい曲を選びました。
ジョン・ミルトンの名言と感じたこと
オルガンを鳴り響かせよ
声部が豊かに響くまで、
礼拝は高揚しクリアな賛美歌が響く。
私の耳を通し、甘美さとともに
私を恍惚へといざなう
私の眼の前に全ての楽園が広がる
ジョン・ミルトン
この詩からは、教会の中でのオルガンの響きに聴き入って恍惚状態になっているところが想像できました。
全ての楽園が広がってると表現するくらいですから、我を忘れるくらい深く聴き入っているのだろうと思われます。
ミルトンは1638年-1639年イタリアを周遊したらしいですので、このころのイタリア音楽を探してみました。
イタリアの初期バロック音楽になりますが、「四季」で有名なビバルディ(1678年 – 1741年)はイタリア後期バロックですので、まだ生まれてない時期ですね。
ビバルディより100年ほど遡ると、クラウディオ・モンテヴェルディ(1567年 – 1643年)がちょうどミルトンがイタリアを周遊した時期に活躍していたようです。
モンテヴェルディの曲の中でオルガン曲は見つからなかったので、オペラをピックアップしてみました。
古代ローマ帝国の皇帝ネローネ(ネロ)が、周囲の反対者を排除して、寵愛するポッペーア(ポッパエア・サビナ)を皇后とする物語で1642年にヴェネツィアで初演されたそうです。
モンテヴェルディが作曲した『ポッペアの戴冠』というオペラ・セリア(高貴でシリアスなイタリアオペラ)の美しいデュエットです。
初めて聴きましたが、ソプラノとカウンターテナーが美しく絡み合っています。
ミルトンという詩人からモンテヴェルディの素敵な音楽を偶然知ることができました。
ジョン・ミルトンについて
ウィキぺディアからの抜粋です。
ジョン・ミルトン(John Milton, 1608年12月9日 – 1674年11月8日から11月10日の間)は、イングランド(イギリス)の詩人。共和派の運動家であり、オリバー・クロムウェルを支持した。
代表作『失楽園』はダンテ『神曲』やアリオスト『狂えるオルランド』と並ぶルネサンス期の長編叙事詩の名作である。
1625年、ケンブリッジ大学クライストカレッジに入学。同年チャールズ1世が即位。学生仲間の間での評判はあまりよくなかった。1629年、学士号取得。1632年修士号取得。
1658年、『失楽園』の制作に着手する。1674年没。
以上、名言と音楽を楽しんでいただけたら幸いです。
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