こんにちは、kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代と子育て世代を応援する、こうちゃんです。
離乳食、幼児食をつくる時に気になるのは、食物アレルギーです。
この記事では知っておきたい乳幼児から2歳前後の食物アレルギーについて、以下の信頼のおける情報源からポイントをピックアップしたものです。
・厚生労働省のホームページに掲載されている「授乳離乳の支援ガイド」2019年版
・米国の権威ある医学専門ページWebMD, Mayo clinicからの情報
子育てをされている方や、離乳食、幼児食作りを手伝う方の参考になるようにまとめました。離乳食作る上では知っておくべき内容になっています。
■食物アレルギーの罹患推移と年齢分の現状
図1、2に食物アレルギーのり病病患者の推移と食物アレルギーの年齢分布の図を示します。出典は、厚生労働省のホームページに掲載されている「授乳離乳の支援ガイド」2019年版です。
3歳児における食物アレルギーの有病率の推移は増加傾向にあること、有病率は年齢が低いほど多いことがわかります。
食物アレルギー3歳児での罹患状況でH11年(1999年)からH26年(2014年)の15年間で倍以上に増加しているのには驚きました。理由については書かれてませんでしたが、食生活の変化なのかもしれません。
また食物アレルギーは0歳児が最も多くて年齢とともに急激に減少するようです。
■WebMDの記事より、幼児が引き起こしやすい食物アレルゲンとは
こちらの「食物アレルギーと食物不耐性」の記事によると、幼児が引き起こしやすいアレルゲン(アレルギーの元)は次の3つといわれています。
卵
牛乳
ピーナッツ
さらに本記事によると、
牛乳と大豆のアレルギーは免疫系と消化器系がまだ発達途上のためで、これらのアレルギーは、出生後数日から数か月以内に現れる可能性があります。
このことから、図2で乳幼児に食物アレルギーが多いのは、まだ免疫系と消化器系が発達しきっていないためが要因の1つであることがわかります。
ではどう対処したらよいのでしょう?本記事では、以下が推奨されています。
・牛乳から大豆(豆乳)に切り替える
・可能であれば最初の4〜6か月間は母乳で育てる
これも完全とは言い切れないようで、結局は
「赤ちゃんの食物アレルギー症状については、小児科医に相談してください」ということになります。
つづいてMaiy Clinicの記事にポイントです。
■Mayo Clinicの記事より、食物アレルギーの定義とメカニズム、乳幼児食について
Mayo Clinicの記事も、信頼のおける内容として有名で、よく健康情報などを参照しています。ここでは、小児食物アレルギー:現在の診断、治療、および管理戦略食物アレルギーの定義がかかれています。
食物アレルギーは、特定のアレルゲンに対する病理学的免疫性(IgE)反応が、アイテムが皮膚または体の粘膜表面(通常は胃腸管)にさらされた後に生じる特定のタイプの有害事象です。食物アレルギーは、遺伝的素因や環境を含むいくつかの要因に起因する可能性があります。
乳幼児期の食物アレルギーに関して周囲すべきポイントとして次の2つがあげられています。
・アレルギー性の食物を与えることを避ける
・生後4〜6か月間だけ子供に母乳を与えること
ここでも生後4〜6か月間だけ子供に母乳を与えることが推奨されています。
アレルギー性の食物かどうかは、少量ずつ与えてみるしかないと思われますが、心配な場合は医師に相談するしかなさそうです。
■まとめ
乳幼児から2歳前後の食物アレルギーについて、信頼のおける情報源から知っておきたいポイントをまとめました。参考になれば嬉しいです。
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