ローマのおすすめスポットの3つの内の1つは、バチカン美術館です。
美術にはそれほど興味ないという方も、地図の間あり、彫刻あり、宗教画だけでなく、
現代画あり、壁画ありとバラエティに富んでお飽きさせません。
ましてや、美術好きの方にとっては必見のスポットです。どれも素晴らしいかったです。
特に印象に残るのは、ラファエロの間のフレスコ画とシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画、壁画です。
ここは腰を下ろして30分ぐらい眺めていました。素晴らしすぎて、言葉を失います。
■Web予約がおすすめ
バチカン美術館は
チケットは2か月前からWebで予約ができます。こちらの公式サイトです。
当日でも買えるようですが、その場合人気スポットなので長蛇の列に並ぶ必要があります。
予約券だと、すぐ入れます。本来は1日がかりですが、
今回は、全部見切れないので、ピオ・クレメンティーノ美術館、絵画館、システィーナ礼拝堂の
3つの見どころに絞りました。
■全体構成
総面積42,000㎡、7kmの展示コースを誇る巨大美術館で、ほぼ東京ドーム1個分に相当する敷地面積です。
全て歴代の教皇のコレクションとのことです。
レイアウトはこのようになります。
■絵画館(ピナコテカ)
「1790年バチカン宮殿内(現在、タペストリーのギャラリーがある場所)に開設。
その後再度移転し、1932年に現在建物が完成。」したそうです。
ここでの見どころは、ラファエロ作「キリストの変容」
同じくラファエロの「聖母の戴冠」。
とレオナルド・ダビンチの作品「聖ヒエロニムス」です。
■ピオ・クレメンティーノ美術館
「18世紀後半に設置。古代彫刻の名品が並ぶベルヴェデーレの中庭を含む。館名はピウス6世(在位1775年-1799年
とクレメンス14世(在位1769年-1774年)を記念して付けられた。」
ここで目を引くのは、個人的には苦手な大蛇にまとわりつかれた、マッチョな肉体の持ち主
「ラオコーン」像です。作者不詳で、ギリシャ時代の彫刻だそうです。
キアラモンティ美術館の1000点あまりの彫刻はじっくりてると日が暮れるので
ささっと眺めつつ足を急ぎました。
現代宗教美術コレクションの間を通ると、見覚えのある画風が。
おお、シャガールの絵もありました。
■ラファエロの間
ラファエロの間を目指して進みます。
途中、地図の間というのが、あります。ここもサッと見るだけにしました。
天井画は素晴らしく豪華絢爛で、地図自体も見応えがありました。
ラファエロの間に来ました。
4つの間があります。「ボルゴの火災の間」「署名の間」「ヘリオドロスの間」「コンスタンティヌスの間」
の4つです。
どこの間に何の絵があったのか、Wikiを参考に写真を後付けで当てはめて見ました。
以下は「署名の間」でした。
天井画の「正義の女神」
「枢要徳」という忍耐、慎重さ、自制を3人の女性が象徴しているラファエロ自身の作。
「パルナッソス山」という絵画。これもラファエロ自身の絵だそうです。
「聖体の論議」これもラファエロの作。
■システィーナ礼拝堂
「シクストゥス4世により1477年-1480年に建設された。ミケランジェロの天井画『創世記』(1508年-1512年)
祭壇壁画『最後の審判』(1536年-1541年)で知られる。側壁のキリストとモーゼの生涯をテーマにした壁画は、ペ
ジーノ、ボッティチェッリ、ギルランダイオらの作。」
以上はWikiからの引用です。
ミケランジェロの見事な天井画と壁画に目を奪われます。
ノアの箱舟。ETのもとになったと言われる、アダムの創生なども。なぜか、ここだけは写真撮影禁止でした。
ウェブからの画像がこちら。
これで、予定のところを見終わりました。ここまで約2時間半ぐらいです。
円形階段の幾何学模様が美しい階段を降りて、次の目的地のサン・ピエトロ大聖堂に向かいます。
コの字型の回廊に展示された膨大な作品を全てじっくり見ようとすると、とても1日では周りきれないようです。
今回じっくり見れなかったところは、次の機会があったら、ぜひまた訪れて鑑賞したくなりました。
ここは必見の美術館です。