こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
今日4月7日、渋谷のオーチャードホールで、モーツアルトのオペラ「魔笛」を観てきました。
ベルリン・コーミッシェ・オパーの来日公演初日です。
個人的には、丁度1週間前のMETライブビューの「ラ・ボエーム」に
引き続いて2週連続となりました。
今回もまた魅力たっぷりの公演で、惹きこまれました。
■今までにないアニメーションを組み合わせた現代的な演出
通常の舞台演出とは趣きが異なり、歌い手以外は全て
プロジェクションマッピング的なアニメーションという現代的な演出でした。
この演出で世界の21都市で300回以上公演してるそうです。
現代的と言っても素朴なメルヘンチックなイラストをベースにしたアニメーションなので、
魔笛のストーリーにもマッチして、まるでファンタジーの世界です。
プログラムより引用
演出は総監督のバリー・コスキー氏と演出家スザン・アンドレイド氏、
アニメータ&イラストレーターのポール・バリット氏の3名です。
オケも序曲の出だしの和音から始まり、終始極上のハーモニーを楽しませてくれました。
歌手のソリストの方々も魅力的な生の声を聴かせてくれて、芳醇なワインのような味わいです。
合唱団の響きも素晴らしく、スピーカーを通さない声と楽器の響きを体全体で
堪能できるのはライブならではです。
「8歳から80歳まで楽しめる」と演出総監督バリー・コスキーの言葉に
ありましたが、まさにその通りで5歳くらいのお子さんでも飽きずに
楽しめるのではないかとさえ思いました。
子供は半額とか、低料金の設定があるとさらに多くの人が親しめるのになあと感じました。
またこのバリー・コスキー氏は、バイロイト音楽祭で去年2017年に
ユダヤ人初の演出家となったそうです。
最近読んだ本「芸術家たちの秘めた恋」で、ワーグナーがユダヤ人の
メンデルスゾーンに対して差別的な批判をしていたと知って
ショックを受けていましたので、感慨深いです。
子供から大人までとても親しみやすい演出になっていますので、
おすすめです。
日本公演は今回が初で、東京、広島、兵庫でw2018年の4月15日まで開催されます。
自分用メモに今日のキャストをのせておきます。