こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
自分にとってバイブルとも言える本に出会いました。
「 高田明と読む世阿弥」 です。
このブログの主旨である「生涯挑戦」のテーマとぴったりと中身が合致しただけでなく、
さらに多くの学びがあったからです。
年齢を問わず一生成長し続けたいという方にピッタリの本です。
以前読んだ世阿弥の「風姿花伝」に出てきた「離見の見」とう言葉がとても好きで、
別の記事、瞑想と能楽の共通点のところにも引用したくらいです。
これは自己を客観視することの重要性を示したものです。
その話もでてきましたが、それだけでなくもっと多様で深い教えがあり、
それをジャパネットたかた創業者の高田氏はしっかり理解され、
ビジネスに活用し、大成功を収めている点に感銘を受けました。
■特に面白いと思ったポイント2つ
たくさんあるポイントの中でも特に次の2つが印象に残りました。
1)初心忘るべからず:若い時の初心に立ち返るという意味ではなく、
それぞれの年代ごとに初心はある
2)昨日の自分を超えていく:
生涯挑戦をテーマとしているこのブログの主旨とぴったり合致しました。
1)については、若い時や物事を始めた時の初心者の自分を忘れずに、
というふうな理解でしたがそうではなく、
それぞれの年代にそれぞれの初心があるのだというところです。
私は最近、特に「老後の写真初心」を大事に思うようになりました。
65歳の時には65歳の初心があるし、70歳の時にはまた70歳の初心があるでしょう。
仕事でも人生でも、年を重ねたからといって、「これ以上、自分を高められない」ということはない。
人間はいくつになっても成長していけると思うのです。
「 高田明と読む世阿弥」より引用
ここは深いです。
2)についての高田氏の言葉を引用すると、
常にライバルは自分自身、他人と比べるのではなく、自分史上最高を目指すのです。
生きている限り、自己を更新するという生き方を貫くことが、
次の世代に私の思いを伝えるのに最も良い方法なのかなと思っています。
「 高田明と読む世阿弥」より引用
この姿勢が素晴らしいです。
■その他ポイント
伝えるプレゼンテーションで、お客を動かすスピーチの仕方にも世阿弥の考えに通じるものがある。
という考え方がまた面白いポイントです。
例えば、
届けたい情報が10話かとします。それを全部喋らなくてもいい。
そこから5つ抜いて、残りの5つを話す。
その分、 5つを語る時に間を置いて相手に考えさせることです。
10言わなくても5だけに絞ることで、かえって10を話す以上の効果が生まれます。
そのほかにも
・「自分ではなく、相手のタイミングで」独りよがりにならずに、場の雰囲気を察し、相手を意識しながら喋る
・全ての独創は模倣から始まる
・白と黒の絵の具しかなくても、混ぜたらねずみ色になる
などなるほどと思わせるポイントが満載です。
■著者について
ジャパネットたかたの創業者で、1948年長崎生まれ。
父が経営するカメラ店で働き、86年に独立。
94年にテレビ通販に進出し、年商1700億円を超える企業に成長させた。
■行動に移したいポイント
昨日の自分を超えて、「自分史上最高」を目指して人生を楽しんで生きて行きたいと思います。
ご参考になれば幸いです。
[amazonjs asin=”4822258971″ locale=”JP” title=”髙田明と読む世阿弥 昨日の自分を超えていく”]