こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
パリと言えばルーブル美術館ですが、セーヌ川を挟んで対岸にあるオルセー美術館も魅力溢れる美術館です。
今回初訪問で、昼食を挟んで3時間ほどで回りました。本来はもっと時間があると良いのですが、効率良く回りたい場合のみどころについてまとめました。
■充実した印象派の作品を中心に2時間ほどでオルセーを回る方法
チケットを買うための並ぶ時間を節約するには、もちろん事前のミュージアムパスを活用するのが便利です。
こちらにまとめています。
入り口を入ると案内所にパンフレットがあるので、日本語版を入手して、印象派は5階に集中しているので、そこを中心に回ると効率良く回れます。
つまり、時間が限られている場合は印象派の名作が集中している5階と2階を中心に回って、時間に余裕があれば0階(地上階)回る事です。
今回はそのように回り、11:40ごろに館内2Fのレストランで昼食を挟みました。
■オルセー美術館の印象派の名作の数々
印象派の作品の充実ぶりには目を見はります。
1)ルノワール:
音楽好きには思わず目を留めてしまう、「ピアノに寄る少女たち」の自然な仕草と表情がとても魅力的です。
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」もベンチやテーブルでくつろぐ人々の感じがいいですね。
「都会のダンス」と「田舎のダンス」もオルセー所蔵の作品ですが、なぜか印象派というより、表情や服装がやや写実的に感じます。
調べてみると、この両作品は1883年に描かれたもので、ルノワールが印象派から脱却して古典主義に回帰した時期だったようです。
ドガのバレリーナシリーズも充実して、絵画だけでなく彫刻もあります。
2)クロード・モネ
連作の睡蓮はモネの代名詞とも言える作品ですね。
傘をさす女。実物は初めて観ました。1886年の作品らしく、右向きと左向きと両作品がありました。表情ははっきり描かれていませんが、夏の日差しの草原のなかを散歩する女性の素敵な絵です。
同じくモネの作品で、ロンドンの国会議事堂の夕日です。これも連作だそうで、テムズ川に映える夕日と建物の影があたかもその場所にいったかのように、情景が目に浮かびます。
葛飾北斎の富嶽三十六景の中の東海道程ヶ谷から影響を受けたと言われる、ポプラ並木の絵もありました。昨年東京上のの「北斎とジャポニズム」で知りました。
他にもゴッホの自画像、ゴーギャンの名作も素敵です。
■リーズナブルで美味しいゴージャスな雰囲気溢れる館内のレストランでのランチ
前評判の高かった館内の2Fにあるレストランでランチを取りました。
11:45分からオープンだったので、5分前ぐらいに行くと6,7組ぐらいの人たちが既に並んでいましたが、案内されるのまで数分程度の待ち時間ですぐに席に案内されました。
美術館らしく、豪華な天井画、天井にはシャンデリア、壁には装飾が施されて、まるで宮殿の一室のような素敵な雰囲気の中でのランチです。
ランチメニューは、オードブルとメインもしくは、メインとデザートのセットで24.5ユーロから選べます。
オードブルとメインを選んで、妻とそれぞれ違ったメニューにしてシェアしました。スープやサラダが上品な味で、メインの子牛と白身魚もとてもいい味でした。
■オルセー美術館にある「しろくま」などほかの見どころ
フランスブルゴーニュ地方出身の彫刻家フランソワ・ポンポンのしろくまの彫刻も人気を博していました。
少しデフォルメされているようで、動物の特徴がよくとらえられて魅力的な彫刻です。
他の見どころとして、時計台のある5Fにはカフェがあって、大きな時計のすきまからモンマルトルの丘の景色が見えます。
また、駅舎をもとに美術館に改装されただけあって、欧州の駅舎の雰囲気が感じられます。
■オルセー美術館へアクセス
ルーブルを1.5時間ぐらいで見た後に徒歩で向かいました。約10分ほどだったと思います。
ルーブルを出る時、オルセー美術館に近い出口はどこですか?とルーブルの地下にあるお店の方に聞いたら、教えてくれました。
こんな彫刻がある階段を登る出口です。
セーヌ川の対岸にオルセー美術館が見えます。
そのほかの情報です:
開館時間:9:30-18:00
休館日:月曜日 1/1(祝)、5/1(祝)、12/25(祝)
直接のアクセス:
最寄り駅
RER C線 Musée d’Orsay駅
メトロ12番線 Solférino駅
メトロ12番線 Assemblée Nationale駅
■まとめ
ルーブルとはまた違った魅力あふれるパリの美術館の1つです。
機会がありましたら是非足をお運びください。