こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
初めて男の子を子育てする時って、可愛くて仕方がないですよね。その一方で、だんだん親の思い通りにならなくて、手に負えなくなりどう育てたらいいのか悩むことはないですか?
そんなママさん達におすすめなが、「かっこいい男の子に育てる10のヒント」たけだじゅんこ氏著の本です。
男の子の孫が2人できて、可愛さを楽しみながらも子育てに奮闘している娘達に読ませたいという思いで、忘備録としてまとめました。
■かっこいい男の子に育てる10のヒント」の概要と印象に残ったポイント
まず著者が言う「かっこい」とは、一般のルックスが良いという意味ではなくて、このように定義されています。
・人間性の豊かな男の子
・人にやさしくできる男の子
・自分を認めている男の子
・自分の道をしっかりとみつけて颯爽と歩く男の子
・新しいことにも臆することなく挑戦できる自信に満ちた男の子
そういうかっこよさを持つ男の子に育てたいけど、どうすればいいのか先が読みたくなります。
そのための10のヒントがこちらです。
ヒント1 毎朝「いってらっしゃい」とともに「カッコいいね」と声掛けをしよう!
ヒント2 苦手なことを克服させるより、得意なことをとことん伸ばす
ヒント3 まず、“男の子脳”を知ろう!
ヒント4 “好奇心”を“チャレンジの学習機会”ととらえよう!
ヒント5 結果よりもプロセスをほめよう!
ヒント6 自分で「できた!」という体験をさせよう!
ヒント7 やってほしいことはルーティーンに組み込む!
ヒント8 ダメ!やめて!は逆効果
ヒント9 はみ出た部分は「個性」だと思おう!
ヒント10 何よりもママの笑顔が一番!
この中で特に印象に残ったのが、得意を伸ばす、好奇心をチャレンジの学習機会、結果よりプロセスをほめる、自分で「できた!」の体験、ダメ!やめて!は逆効果の5つです。
他のヒントもなるほど!と納得感のあるものばかりですので、気になる方は本書をお読みください。
■かっこいい男の子に育てる10のヒント」からぜひ実践して欲しい5つのポイント
印象に残った5つのポイントの面白さを引用を交えて紹介します。
苦手なことを克服させるより、得意なことをとことん伸ばす
人は誰しも自分の得意なことだと時間を忘れるくらい夢中になれます。そうすることでますます自信もつきます。
例えば、昆虫が好きだったり、恐竜が好きだったり、電車が好きだったり、国旗が好きだったりといろいろと好きなことがあると思います。「こんなこと覚えても将来なんの役にもたたない」と思ってしまうようなこともあるでしょう。それでも興味のあることはやらせてあげることが大切です。その子の良さや、強さ、夢中なことに目を向けて、そしてほめてあげましょう
子供の得意なことを見つけてどんどんやらせて、ほめてあげることが本当に大切だと思います。
“好奇心”を“チャレンジの学習機会”ととらえよう!
親目線でみると、なんでこんなことしているのだろうと思ってしまいがちですが、子供にとっては失敗しながら成長する機会なんですね。そういう見方が必要かもしれません。
男の子は失敗をすることで学習していきます。私たちママから見ると、「なんてバカバカしいこと」だと思ってしまいますが、チャレンジして失敗することにより、よりいい方法を見つけていく、メカニズムを理解していく。そしてさらに、そのプロセスを楽しんでいるのです
結果よりもプロセスをほめよう!
ついつい絵を描いた時とか、できた結果だけ見てほめてしまいますが、その過程もほめてあげることはなかなかできませんね。
出来た結果、出来栄えだけをほめるのではなく、出来上がっていくプロセスや、やっていくときの頑張りをほめてあげると、「頑張ってやり続ければ、出来るようになるんだな!」「難しいけど失敗してもいいから、やってみよう!」など、チャレンジできる子どもに育っていきます
ここは幼い子供だけでなく、中学生や高校生になった時にも当てはまる方法だと思います。
自分で「できた!」という体験をさせよう!
自分の力でできたという体験をさせるのも効果ありだ思います。こういった経験をすると自信がつくし、自己肯定感が上がりますね。
さりげなくサポートをして、「出来る」ということを体験させます。自分で出来る! という体験が大切なのです。そして、一度「出来た体験」をするともう、楽しくてしょうがなくなります。これはスキーに限ったことではなく、スイミングでも、縄跳びでも、文字の練習でも何にでもあてはまります。とにかく「自分で、出来た!」という体験が必要です。
ダメ!やめて!は逆効果
よくあるのが、「それやっちゃダメ!」と注意をしたり、叱ったりすることです。子供に限らず脳は否定語を理解できないそうです。そういえば心理学の本か何かで読んだ覚えがあります。
こぼさないように持って行ってほしいときには、「あっちのテーブルまで上手に運んでね」とか、「テーブルまで上手に運べるかな?」、走ってほしくない時には「ゆっくり歩こうね」などと否定語を使わない言い方をするとストレスなく言うことをきいてくれます。
なるほど。こういう言い方もあるのですね。さらに否定語はそれを言う本人にとってもよくないそうです。
脳は、主語を認識しないと言われています。だから、子どもに「ダメ!」「バカ!」などと言い続けていると、そのネガティブワードは子どもにだけ浴びせているのではなく、言っているあなた自身にも、たっぷりと注がれていることになります。悪口を言っている人の心がすさんでくるのも、意地悪をしている人の顔が意地悪になってくるのも、脳が主語を認識しないから。だからこそ、この否定語やネガティブワードは自分のためにも発しない方がいいのです。
ネガティブワードは子育てママに限らず、誰しも発しないようにしていきたいものです。
■著者について
本書からの引用です。
たけだじゅんこ1965年東京生まれ 中学から短大まで都内の女子校に通い、大手海運会社に就職。バブルを謳歌する。2001年結婚を機に栃木県宇都宮市に。栃木県の子育て支援本編集部にて、「親子で行くバス旅行」などを企画。その後地元新聞社発行の情報誌リポーターおよび、フリーライターとして現在に至る。ブログサイト ぴっかぶー子育てライフ研究所 主宰。
■まとめ
「かっこいい男の子に育てる10のヒント」たけだじゅんこ氏著の読書メモとして、心に響いたポイントを紹介しました。男の子を育てている子育てママさん達にぜひ読んで欲しい本です。
参考になれば嬉しいです。