こんにちは、kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代と子育て世代を応援する、こうちゃんです。
「NFTが最近話題だけどそれがどういうものなのかを知りたい」「NFTにかかわる謎のワードの意味やブロックチェーンの基本が知りたい」
そんな人におすすめな本「NFT完全初心者への徹底解説」白辺陽著の読書メモです。この記事では、印象に残った主なポイントを忘備録を兼ねてまとめました。
NFTアートに興味があって基本的な知識を得たい人におすすめの本です。
NFTの基本や買い方についてはこちらの記事でも紹介しています。
■「NFT完全初心者への徹底解説」の概要と印象に残ったポイント
この本は、6つの章から構成されています: 以下薄黄色の枠は本書からの引用を示します。
“1 NFTとは
2 NFTの歴史と高額取引事例
3 NFTによる取引サイトの実例
4 NFTアートを出品する手順
5 NFTを構成する技術
6 NFTは今後どうなっていくか”
1章では、NFTとはどんなものかについては、アート作品の今までにない新しい公開方法として解説されています。
”1)ホームページで無料公開する
2)ホームページで限定公開し、フルコンテンツを有料販売する
3)ホームページで無料公開し、さらにNFTアートとして公開して買 い手を募る”
ということで、紙幣や硬貨のように交換可能なものと対比して説明されていてわかりやすいです。
NFTアートについての定義も
デジタルデータに対してNFTの処理を行うと、ブロックチェーンの技術を使って偽造不可能な唯一無二のデータへと変換することができます。この状態のデータを、本書ではNFTアートと呼びます。
デジタルデータでつくった画像や映像や音楽に、ブロックチェーンの技術を使ってNFT処理をしたものをNFTアートとして、一般公開できるということのようです。
2章から4章まではNFTアートの事例と出品の仕方などが紹介されています。
ここでブロックチェーンという言葉もよく聞きますが、NFTを理解するためには、ブロックチェーンについても理解を深めておく必要がありそうです。
その技術はどんなものなのか、わかりやすく5章に解説されているので、次にその部分をまとめておきます。
■NFT を構成する技術のブロックチェーンについて
ブロックチェーン技術について、なんとなくわかった気になっていましたが、この本でわかりやすく解説されているので引用しながらポイントをまとめました。
ブロックチェーンとは「ネット上で改ざんができない仕組みで仮想通貨などに用いられている技術」というざっくりとは理解していました。
こちらの記事にも比較的わかりやすく説明されていて、引用した4つの特徴が以下です。
・ 改ざんが非常に困難
・システムダウンが起きない
・取引の記録を消すことができない
・自律分散システム
この記事の中で「ハッシュ」という言葉が出てきますがイマイチ理解できてませんでした。今回紹介している本では「ハッシュ」について分かりやすく説明してあったのでその部分を引用します。
“あなたの銀行口座の暗証番号が、「12345678」という数字だったとします。その番号は、あなたと、あなたの家族だけが知っています。さて、海外に旅行したあなたの家族が、暗証番号がわからなくなってしまいました。様々なパスワードをメモした紙があるので、そのうちのどれかが正解なのですが、どれが何のパスワードなのかが分からないというのです。電話にしてもメールにしても盗聴の危険があるので、暗証番号そのものを家族に伝えたくありません。どのようにして、家族に正解の番号を伝えれば良いでしょうか?
ハッシュ値を使った正解は、ある数字(例:997)で暗証番号の数字を割って、「割る数字」と「余り」を伝えるです。
元の数字「12345678」から、あるアルゴリズムを通じて「824」というハッシュ値を作ります。元の数字を知っている人は、正確にハッシュ値を作ることができます。一方で、ハッシュ値だけを知ったとしても、元の数字を復元することは不可能です。
※実際のハッシュ値計算では、単純な割り算だけでなく複雑な計算を繰り返し行っています。”
このようにハッシュ値というのは元の数字に、ある処理を加えて導き出される固有の数字なので元の数字を変えてしまうとハッシュ値が変わってしまうため、 改ざんができないという風に理解できます。
各ブロックの中には、タイムスタンプ、ハッシュ値、トランザクション情報の3つの情報が含まれています。これをより具体的に説明したのが次の図とその説明文です。
タイムスタンプは、日付や時刻の情報です。トランザクションは、誰から誰へ受け渡したかという取引内容を記録した情報です。そして、これらのブロックの情報全てを対象としてハッシュ値を作ります。ここで、ハッシュ値がチェーン上に連なっていることがポイントです。例えば、図の一番左側のブロックのトランザクション情報を勝手に書き換えたとします。すると、ブロック全体の情報が変わるので、そこで生成されるハッシュ値が変わってしまいます。しかし、真ん中のブロックには、以前に作成していたハッシュ値が記録されています。前後のブロックで、ハッシュ値が合わないという矛盾が発生するので、どこかで改ざんが発生したことを検知できます。
以上の引用の部分でブロックチェーン技術について少し理解が深まりました。
■筆者について
白辺 陽氏という著者についての記述はなく。
どういう経歴の人物かは謎です。
■まとめ
「NFT完全初心者への徹底解説」の概要と特にNFTとはどんなもので、そのベースになるブロックチェーン技術について解説してある部分を中心にポイントをまとめました。
NFTの事例やNFTアートの出品手順についてより詳しく知りたい方は本書を参照ください。
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