美術

茨城近代美術館キース・へリング展の印象

キースヘリング展の印象アイキャッチ

こんにちは。kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食/幼児食/絶品パスタ」「理系出身じいじのホームベーカリーらくらく使いこなし術」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代と子育て世代を応援する、こうちゃんです。

茨城県近代美術館で開催中の「キース・へリング展 アートをストリートへ」を訪れ、その魅力を存分に堪能してきました。

◾️キース・ヘリングの生涯と活動

キース・ヘリング(Keith Haring)は、1958年にアメリカ・ペンシルベニア州で生まれました。幼少期から絵を描くことに興味を持ち、アートの才能を早くから発揮していました。1976年にピッツバーグのアイビジュアル・アーツ・スクールに入学しましたが、その後ニューヨークに移り、本格的にアーティストとしての活動を始めました。

ニューヨークのストリートアート文化に触発され、1980年代初頭から地下鉄の広告スペースにチョークで絵を描く「サブウェイ・ドローイング」を始めました。彼のアートは瞬く間に話題となり、ギャラリーでの展示会へと発展していきました。

ヘリングはアートを通じて社会的なメッセージを発信し、特にHIV/AIDSの啓発活動に尽力しました。1990年、AIDS関連の合併症により31歳の若さで亡くなりましたが、彼の作品は今も世界中で愛され続けています。

◾️キース・へリング展の概要とアクセス

概要

本展は、1980年代のアメリカを代表するアーティスト、キース・へリング(1958-1990)の大規模な個展です。

「アートはみんなのために」という信念のもと、地下鉄駅構内での制作活動を皮切りに、絵画、彫刻、舞台セットやポスターの制作など多彩な分野で活躍し、HIV・エイズ予防啓発運動にも取り組んだへリング。

本展では、日本初公開となる貴重なドローイングを含む初期から晩年までの約150点の作品を通して、今も色褪せないへリングのメッセージを体感できます。

この日は快晴でした。

キース・へリング展の概要とアクセス

・キース・へリング展:アートをストリートへ
・主催:茨城県近代美術館
・期間:2025年2月1日(土)から4月6日(日)まで
・開館時間:9時30分から17:00まで(入場は16:30まで)
・休館日:月曜日

アクセス

・所在地:茨城県水戸市千波町東久保666-1
・最寄りのJR水戸駅からは徒歩約20分
・車の場合:常磐自動車道「水戸IC」から車で約20分、または北関東自動車道「茨城町東IC」から車で約15分の距離
・約440台収容可能な駐車場も完備

キース・へリング展の概要とアクセス

◾️キース・へリング展の印象

写真撮影OK

展示室内での写真撮影が可能で、作品を自分のペースでじっくりと鑑賞しながら、思い出の一枚を収めることができます。

キース・へリング展の印象

海外の美術館ではほぼほぼ写真撮影OKですが、日本ではどこでも写真撮影NGのところばかりで、疑問に思っていました。

今回のキース・ヘリング展では一部を除いてOKだったのでありがたいです。

キース・ヘリング展の印象

あまり予備知識もなく、さほど期待をしていたわけでもないのですが、作品作品が一度見たら記憶にずっと留まるようなとても印象深いものでした。

その中で特に印象的だった作品を紹介していきます。

 サブウェイ・ドローイング(Subway Drawings)

ニューヨークの地下鉄で展開されたヘリングのストリートアート。未使用の黒い広告ボードに白いチョークで描かれた作品は、シンプルながらも強いインパクトを持ち、通行人の目を引きました。

キース・へリング展の印象

ラディアント・ベイビー(Radiant Baby)

ヘリングの象徴的な作品の一つ。光を放つ赤ちゃんのイメージは「純粋さ」や「希望」を象徴し、多くの人に愛されました。

ラディアント・ベイビー(Radiant Baby)

ヘリングの象徴的な作品の一つ。光を放つ赤ちゃんのイメージは「純粋さ」や「希望」を象徴し、多くの人に愛されました。

キース・へリング展の印象

バーキング・ドッグ(Barking Dog)

シンプルな線で描かれた吠える犬のモチーフは、権力に対する抵抗や警告のメッセージが込められていると解釈されてい

キース・へリング展の印象

他に印象に残った作品が沢山あるので、解説なしにピックアップした画像だけ紹介していきます。

キース・へリング展の印象
キース・へリング展の印象
キース・へリング展の印象
キース・へリング展の印象

2次元のペインティングだけでなく、3Dの造形物もありました。

キース・へリング展の印象

1987年、ドイツ・ハンブルクで開催されたアート遊園地「ルナルナ」のために制作されたメリーゴーランド。

キース・へリング展の印象

◾️Aiを使った無料の音声ガイドがめちゃ便利

大活躍したのが、スマホのChatGPT音声とAirPodsです。700円で音声案内ガジェットのレンタルもありましたが、それをレンタルする必要もなく、無料で(ただしChatGPT月額課金はしてます)最高のパフォーマンスでした。

キース・ヘリングの生い立ちから、気になったアート作品の深掘りまで、なんでも気になったことを音声で質問して、リアルタイムで答えてくれるからです。

休日とあって周りにお客さんがいても、AirPodsのマイクは妻に話かける程度の声で質問して、イヤホンを通じてChatGPTの答えを聴けるので、周りを気にせずにどんどん質問できました。

しかも一緒に行ったパートナーとAirPodsを片側ずつ使うことで2人同時にChatGPTの解説音声を聞くことができます。しかも会話内容はChatGPTの履歴に文字として残ります。

今度美術館に行かれる際にはぜひお試しください。

キース・へリング展の印象

◾️まとめ

この記事では、「キース・へリング展 アートをストリートへ」がとても印象深かったので、その印象をご紹介しました。

へリングの多彩な作品を通じて社会へのメッセージを感じることができる貴重な機会です。ChatGPTとAirPodsを組み合わせた無料で音声ガイドを聴く方法もご紹介しました。

ぜひ、茨城近代美術館でのこの展覧会を訪れ、へリングのアートの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
こうちゃん
●このブログについて 2017年4月にこのブログを開設しました。 人生100年時代といわれています。 アクティブシニアという言葉は65歳~75歳を指して言うらしいですが、 それより若い世代は、「新大人世代」というそうです。 http://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/26938 アクティブな新大人世代を迎えている人達を応援しつつ、 自分自信も生涯挑戦をモットーとし、成長マインドセットをもって 価値のある情報を提供していくことを目的としています。 ●ミッション: ・健康維持、家族の幸せ、少しでも他の人に役に立つことをする ・本、旅、芸術、仲間に会うこと等からの学びをインプットして、  日々0.2%の成長を目指します。 ・体験し、学び、感じたことをアウトプットし、新大人世代を中心に価値のある  情報発信を目指します。 ●趣味 ゴルフ/ウォーキング/筋トレ/瞑想/読書/料理/美術鑑賞/旅/室内楽演奏 ●仕事 2016年4月に還暦を迎え、2nd Lifeがスタートしました。 某研究機関で翻訳の仕事をしています。 1stライフでは、企業でエンジニア、マネージャーを経験しました。
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