伝統ある名門歌劇場ミラノスカラ座でのバレエ鑑賞は美しい踊りと音楽に
癒されました。
ウィーン国立歌劇場、NYのメトロポリタン歌劇場とならぶ世界三大歌劇場の1つのミラノ・スカラ座です。
イタリアオペラ界の最高峰と称されています。
今回の演目はオペラではなく、メンデルスゾーン作曲のバレエ、真夏の夜の夢です。
原作はシェイクスピアの16世紀後半の戯曲「夏の夜の夢」です。
素晴らしいオーケストラの演奏と華麗な踊りが見事でした。
■劇場内の様子
客席の空間に足を踏み入れると何とも言えない上質な雰囲気に圧倒されます。
数々の超一流演奏家、歌手がこの空間で活躍したことを想像しただけでワクワクしました。
内部の客席を見渡すと、とても豪華です。
休憩時間にオーケストラボックスの様子ものぞいて見ました。
舞台正面の様子です。
主要な登場人物をおさえておくために、事前にあらすじをチェックしておくとよいです。
バレエは言葉がないので、ストーリーの展開がより分かりやすくなります。
一夜漬けで頭に入った気になってましたが、誰がどの配役なのかがすぐには
つかめませんでした。
それでも大雑把なストーリ把握していたので、お話の流れはわかりました。
■ミラノスカラ座のオーケストラ(オケ)の凄さ
ミラノスカラ座のオケは、CDや映像でその素晴らしさは認識していました。
ライブできく音の美しさと五感で感じる響きと振動は予想を超えて素晴らしいものでした。
有名な結婚行進曲は今まで聞いた中で最高に素敵でした。
美しい少しアップテンポ気味の響きと踊りに魅了されました。
また、嬉しい驚きとして、自分が演奏したことのあるメンデルスゾーンのシンフォニアNo.9という曲の
2つの楽章が、このバレー音楽の1部に使われていたことです。
ちょっとマニアックですが、とても好きで馴染みのある曲だったからです。
完璧なアンサンブルと美しい音楽と全身でしなやかに表現された踊りが
音楽とシンクロする美に浸ることができました。
音楽とパフォーマンスは、時には荒々しく、時にはゆったりと淀みなく流れる
透明感のある清流のようでした。期待以上の満足感を味わいました。
最後はハッピーエンドに終わり、めでたしめでたし。
■まとめ
美しいプリマドンナと妖精たち、スリムなギリシャ彫刻のような肉体美の
ヒーローの踊りと素敵な音楽を十二分に堪能しました。
次の機会にはオペラを見てみたくなりました。