満喫しっぱなしのニューヨークの旅最終日に、地元のお友達からおすすめ情報をいただいた、
ワールド・トレード・センター跡地のグランド・ゼロとすぐ近くのショッピングモールのオキュラス(Oculus)、
さらにブルックフィールド・プレイス(Brookfield Place) というところに足を運びました。
とても素敵で落ち着いたところでしたので、紹介します。
特にブルックフィールド・プレイスは、マンハッタン中心部の少し慌ただしい雰囲気とは趣が異なる、
高級リゾート地にでも来たようなた場所でした。
■グラウンド・ゼロとオキュラス
地下鉄出口の階段を上がると、静かな公園と恐竜の骨のような奇妙な建物が目に飛び込んできます。
その建物がOculusというショッピングモールでした。
初日から、6日目までは好天に恵まれていたのですが、7日目最終日はどんよりとした曇り空です。
まずは、グラウンド・ゼロの慰霊碑の所に行ってみました。
慰霊碑といっても、日本で想像するような、ひと目でそれとわかる長方形の石碑が地面に垂直におかれたものではなく、
正方形の巨大な桶のような形状に大量の水が滝のようにとうとうと流れるモニュメントでした。
ノースプールとサウスプールという、滝を模した慰霊碑は、
ワールドトレードセンターがあったそれぞれの跡地にあります。
何も知らずに訪れたら、巨大アートにしか見えない感じです。
そのモニュメントに近づくと、犠牲者3000名弱のお名前が一人ひとり刻まれていました。
ホテルの部屋番号が911でしたので、ここに来たのもなにか必然性を感じ、
自然と黙祷をしました。妻は何か感じるものがあったらしく、鳥肌がたったそうです。
犠牲者の方々のご冥福を祈ると同時に、こうして今生きてここに来れて平和な時間を過ごせていることに感謝しました。
その後、オキュラスのショッピングモールを覗いてみました。
建築アート作品のようで、著名な建築家、スペインのサンティアゴ・カラトヴァ氏の設計だそうです。
2016年にオープンしたとのことですから、この時点でまだ2年程しか経過してなくて、新しい感じがしました。
OculusというとVRのゴーグルを連想してしまいますが、ラテン語で眼を意味するとのこと。
中に入ると、すごく開放感のある白い色をベースにした空間が広がります。
まるで、グラウンド・ゼロの向かって祈りを捧げるような、大聖堂の内部のような雰囲気すら感じられました。
両サイドのフロアに、アップルショップや、ラコステなどのお店が連なっていました。
■ブルックフィールド・プレイス(Brookfield Place)
オキュラスから地下通路でつながる道で、100m程歩くと、
ブルックフィールド・プレイス(Brookfield Place)に着きます。
途中の地下通路の超長いディスプレイに目を奪われます。
地下通路を抜けると、都会の喧騒から離れてとても落ち着いてラグジュアリーな場所でした。
ヨットハーバーが目の前にあります。
フードコートも一味違った雰囲気の高級感がありました。
そこのサラダは新鮮ですし、コーヒーはスタバより美味しいです。
軽食をたべた直後にお友達からの情報で知ったのですが、
ここにP.J.Clarkというオススメのレストランがあるそうです。
1884年から続く老舗のレストランで、
外のテーブルで自由の女神を眺めながら美味しいランチを楽しめるそうです。
この写真の奥の方にあると思われます。
次回来る時はチェックしておきたいです。
■グラウンド・ゼロとOculus、Brookfield Placeへのアクセス
電車で行く場合はWorld Trade Center駅かCortland駅で降りれば、
すぐ目の前がグラウンドゼロです。
マンハッタン中心部から地下鉄で、20分程度で到着です。
以上、参考になれば幸いです。