こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
今回は19世紀のドイツの作曲家「楽劇王」の別名で知られるリヒャルト・ワーグナーの名言とそれにまつわる音楽を紹介します。
■ワーグナーの名言と感じたこと
ベートーベンによって、メロディーは移り変わるファッションや食のトレンドから解放され、永続的で、純粋に人間的なものに高められた。ベートーベンの音楽はいつでも理解されるだろうが、彼の先人たちの音楽は、概して芸術の歴史への媒体を通してのみ我々に理解可能である。
リヒャルト・ワーグナー
ベートーベンの音楽の普遍性を簡潔な言葉で見事に言い表しています。
たしかに、有名な交響曲「運命」の冒頭部分のフレーズや、日本では年末によく演奏される交響曲第9番の喜びの歌のメロディは、時代を問わず今でもさらに今後も演奏され、歌われ続けることは間違いはないですね。
時代とともに移り変わるファッションや食文化とは対照的です。
ここではあまりにも知られているので、あえてベートーベンの音楽は紹介しないでおきます。
それに対して「芸術の歴史への媒体」を通してのみ理解される先人の音楽とはたとえばどんなものがあるのでしょう?
これはあくまで主観的な例ですが、ルネッサンス時代の音楽などは素朴で美しい曲を残していますが、その時代背景とともに理解されて、どちらかというとマニアックな部類に入り、万人が好む音楽とは言えません。
例えば、ジョスカン・デ・プレの音楽がその1つだと思います。
これなどは、宗教曲であり、ミラノで聖歌隊の一員となり、生涯の大半を過ごしたとされるこの作曲家の歴史的背景を知ることで、このような曲がうまれたのだと理解できます。
ワーグナーの言葉にもどって、「概して」という言葉が示唆するように、そうでない作曲家もいたわけです。
モーツアルトがその代表格だと思います。普遍的に演奏され続けて、「アイネ・クライネ・ナッハト・ムジーク」の冒頭のメロディはほとんど知らない人はいないと言っても過言ではないですよね。
では、当の本人のワーグナーはどうなのでしょうか?
クラシックファンにとっては、普遍的メロディーメイカーだと思うのですが、コッポラ監督の映画「地獄の黙示録」に「ニーベルングの指環」より「ワルキューレの騎行」が使われているので馴染みのある方も多いと想像します。
ここは意見の分かれるところかもしれませんが、いかがでしょうか?
■リヒャルト・ワーグナーについて
ウィキからの引用抜粋です。
ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner, 1813年 – 1883年)は、歌劇の作で知られる19世紀のドイツの作曲家、指揮者、思想家。ロマン派歌劇の頂点であり、また「楽劇王」の別名で知られる。ほとんどの自作歌劇で台本を単独執筆し、理論家、文筆家としても知られ、音楽界だけでなく19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼした中心的文化人の一人でもある。
■ジョスカン・デプレについて
こちらもウィキからの引用抜粋です。
ジョスカン・デ・プレは当時の全ての作曲技法を見事なまでに意のままに操っており、存命中既に著名な作曲家であり、現在ではその時代の最も優れた代表者であったと看做されている。ジョスカン・デ・プレ(Josquin Des Prez; 1450年/1455年? – 1521年)は、盛期ルネサンス時代のフランスの作曲家、声楽家。本名はジョスカン・ルブロアット(Jossequin Lebloitte )。
以上、名言と音楽を楽しんでいただけたら幸いです。
このシリーズのいきさつはこちらです。
尚、わかりやすさをめざし、独自の翻訳とさせていただいており、
他の名言Website様とは表現が異なる場合がありますのでご了承下さい。