こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
この本は人生100年時代に生涯現役で、自己成長をしながら充実した人生を過ごしたいと考えている人にそのためのヒントを与えてくれる本です。
生涯挑戦、生涯現役の自分のモットーとぴったり合致してとても共感を覚えたので、気づきを読書メモとしてまとめました。
全体を通した筆者の主張は、
正解のない世界を生きていくのに必要なのは自分の価値観を持って、自分で意思決定して、結果を受け止め、さらにPDCAを回して成長していくセルフリーダーシップを持つこと。
です。自分で意思決定して、行動して、経験を増やすことで自己成長ができるという主張で、全く同感です。
以下印象に残ったところと、行動に移したいポイントを詳しく紹介します。尚薄い黄色の部分も” “と同様本からの引用です。
■印象に残ったポイント
一番印象に残ったのは、80歳まで働く3大要素のところです。
①スキル:複数のスキルをもって掛け合わせる。経験を生かす発想を捨てる。新たなスキルを獲得し続ける。
②自分の価値観を持つ ぶれないもの。
③セルフリーダーシップを持つ:目標を決めるのも、実行して達成するのも、それを評価するのも自分
1つのスキルだけでなく、複数のスキルを掛け合わせることによって、その人の希少性があがり、世の中からより必要とされる存在になれます。
自分の価値観については、ぼんやりとしか頭にない場合は、しっかりノートや手帳に言語化してみる必要があると感じました。
セルフリーダーシップについても、主体的に行動して、失敗してもそこから学んで次に進んでいけばいいと考えているのでとても共感します。
もう1つ、筆者が経営する「ココナラ」の理念にも通じる話も印象に残ります。
・お互いの強みをやりとりして、お互いの生活をよくしたり、相手に感謝したりするために自分が何を提供できるか、相手が何を欲しているかを理解しなければいけない。
・自分のことも相手のことも、ものすごくよく考える様になるのだ。
・「世の中は小さな自分ごとの積み重ねでできている」
と気がつけば、正解なんてないとわかる。
・当事者になれば人に優しくなれるし、幸せを感じやすくなるだろう。
・働く理由:①自己実現 ②社会実現
「小さな自分ごとの積み重ね」で世の中ができているとは、上手い表現です。他の人の「自分ごと」を理解することで、共感が広がって、他の人に優しくなれるし、貢献もできるのだと理解しました。
■行動に移したいポイント
行動に移したいポイントは、人生100年時代を生涯挑戦しつづけて、生涯現役でいるために、改めて気づかされた以下の3つです。
1)自分の価値観をもう1度見つめ直して、言語化してみる。
2)自分の好き、得意に関わるスキルをこれからも磨き、新たなスキル獲得の可能性も視野にいれる。
3)他の人の「自分ごと」も理解して、自己実現と社会実現のためにセルフリーダーシップを発揮していく。
■実施してみたい1人読書合宿
筆者が実際に行なった1人読書合宿についてのやり方の紹介がありました。これは、ホテルなどに籠もって20冊の本を速読して学びを得る方法です。
なかなか日々忙しい人にとっては、実行するのは簡単ではないと感じるかもしれませんが、集中して関連するテーマを一気に多読する方が返って効率的だと思いました。
なので、20冊が大変そうなら10冊でも5冊でも試してみる価値はありそうです。やり方を引用しておきます。2泊3日のモデルです。
1)テーマを決める
2)読む本を選ぶ 20冊ほど
3)宿をとる
4)持ち物:ペン、大小の付箋紙、ノート、pc、ポケットWifi
5)本のカバーをはずす
6)読んで考える まえがき、目次、主張を創造、知りたいことと疑問について考える
7)大きな付箋メモをつくる 疑問、知りたいことを書き出す
8)小さな付箋紙をはりながら全ページをめくる
目につくところだけを高速で見る。知りたいところが書いてあるところだけ付箋紙。
9)1-4を20冊分一気にやる。
10)マインドマップにイシューを書き出す
11)イシューベースの書き込みを行う
大きめのイシューに小さめのイシューをつなぎ、答えのある本をざっと読んで書き込む。
イシューに関連するところだけよんで書いていく。
要約ではなく、自分のイシューベースの書き込みをする。
12)マインドマップを完成させる。
これが成果物。財産。気になる大きなイシューと仮設が体系的に書かれている。あらゆる読書をこのイシューの塊を強化
・アップデートしていくかたちで行うことができる。
・独立した20冊が、深いところでどうつながっているのか
・有識者が当然に前提であると考えている要素は何かという視点が手に入る。→その後の思考レベルが一段上がる。
自分の知りたい答えや課題(イシュー)を最初に明確にして読んでいくところは、フォトリーディングと似ていると思いました。是非数冊ぐらいの小規模でも良いので真似した手法です。
■著者について
この本からの引用です。
株式会社ココナラ代表取締役社長。1975年生まれ。名古屋市出身。慶應義塾大学を卒業後、1999年、住友銀行(現三井住友銀行)入行。
2004年に全業買収ファンドのパイオニアであるアドバンテッジバートナーズ入社。2009年には英国オックスフォード大学経営大学院(MBA修了。
現地で出会った「音楽を使った若者向け社会教育プログラム、ブラストビートの日本法人(NPO)設立を主導したほか、オックスフォードの同期が設立したNPO法人「二枚目の名刺」の二ち上げにも参画し、個人の自立・自律をサポートする活動に積極的に参加。東日本大震災をきっかけに、2011年6月にアドバンテッジパートナーズを退社し、自ら代表として株式会社ウェルセルフ(現在の株式会社ココナラ)を設立。知識・スキル・経験のオンラインマーケットプレイス「ココナラ」を運営している。
■まとめ
南章行著「好きなことしか本気になれない」を読書メモとしてまとめました。自分の価値観をここでもういちど詳細に見つめて、セルフリーダーシップを持って充実した人生を送りたいものです。
ご参考になれば嬉しいです。