こんにちは。生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。
人生100年と言われているけど、健康を保って長生きする秘訣が知りたい
という方におすすめな「日本の長寿村短命村」という本の読書メモを紹介します。
著者が1935年から1971年の36年に渡って日本全国990箇所の長寿村、短命村に足を運んでその因果関係を調査した内容がまとめられているからです。
かなり古い時代の話ですが、現代にも通じるものがあると、絶版となった今でも専門家の間で語り継がれる本になっています。
その秘訣は緑黄野菜・海藻・大豆を多く摂る食生活にありました。
■長寿村に共通する食生活とは
著者が36年に渡って長寿村と短命村とそれぞれの評判の高い場所に実際に足を運んで、聞き取り調査から実態をまとめ上げた内容について、長寿村と短命村を特徴づける主なポイントについて本書を引用しつつまとめました。
興味深いのは、長寿村と短命村をそれぞれ特徴づける共通点が浮かび上がっているところです。詳細は本書をお読みいただくとして、まずは長寿村の食生活です。
共通するところは、小魚、大豆、野菜、海藻、白米よりもサツマイモや麦です。
■短命村を特徴づける長生きの秘訣と言える食生活とは
長寿村と対照的に、短命村にも特徴づける食生活がありました。こちらも、主なところをピックアップしてまとめました。
短命村に共通するのは、長寿村と裏返しで、小魚ではなく魚の切り身、塩辛いおかずと白米、海藻を食べない、肉を食べ、野菜は少ないことです。
対照的な食生活がはっきりと分かれます。
■長生きの秘訣を行動に移したいと感じたポイント
以上から長生きする秘訣は食生活にあることがわかります。
以下のポイントは是非行動に移したいところです。
①小魚、海藻をたくさん食べる。
②大豆製品をたくさん食べる。
③野菜をたくさん食べる。
④白米は食べすぎない。
魚は肉よりも健康に良いと思っていましが、著者が推奨するのは小魚でした。こう述べています。
教訓として、大型魚の切り身と肉食は決して長寿食ではなく、むしろ短命食になるということです。
ここは意外でした。できるだけ小魚や海藻を摂る様にしたいです。
著者の締めくくりの言葉も印象的でした。
私の研究は全て理屈は抜きにして、もっぱら実際に確かめて知り得た体験ばかりです。どうか、広く役立てて、元気に長寿を得られるように願ってやみません。
■著者について
ウィキペディアからの引用です:
日本の医師、衛生学者、医学博士。東北帝国大学医学部衛生学教室衛生学講座初代教授、東北大学名誉教授、日本衛生学会名誉会員。
■まとめ
長生きの秘訣を知るうえで、食習慣が重要であることはわかってはいても、ネット上にはいろいろ諸説あってどれが本当なのか迷ってしまいます。
本書は著者が長年にわたって長寿村と短命村と呼ばれる場所に赴いて調べて実地調査に基づいているので、信憑性がある内容と感じました。
結論としては、大豆、海藻、野菜、小魚をバランス良くたべ、白米や肉類、大型魚の切り身に偏りすぎないことと言えます。
こちらの本の内容とも重なるところが多いのも興味深いです。
以上参考になれば幸いです。