こんにちは、kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食/幼児食」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代と子育て世代を応援する、こうちゃんです。
茨城県近代美術館で2022年4月23日(土)~2022年6月12日(日)の間開催されている「若冲と京の美術 京都細見コレクションの精華」展に行ってきたので、その様子と印象を紹介します。
■「若冲と京の美術 京都細見コレクションの精華」展の概要
大阪の実業家細見良から現館長の細見良行氏まで続く、細見家三代による日本の絵画や陶芸品などの美術コレクションを集めた細見美術館は、京都の岡崎にあり、水戸の近代美術館開館から10年後の1998年開館しました。
今回の美術展は、若冲の初期作品「雪中雄鶏図」から晩年の水墨画までの16点を含む、細見美術館所蔵の90点が展示されています。その中には琳派の作品もありました。
□琳派について
琳派について、ウィキペディアから引用します
琳派(りんぱ)とは、桃山時代後期に興り近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いる造形芸術上の流派、または美術家・工芸家らやその作品を指す名称である。本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し、尾形光琳・乾山兄弟によって発展、酒井抱一・鈴木其一が江戸に定着させた。
琳派に分類される画家・芸術家
本阿弥光悦(1558年 – 1637年)
俵屋宗達(江戸初期)
俵屋宗雪(江戸前期)
喜多川相説(江戸前期)
尾形光琳(1658年 – 1716年)
尾形乾山(1663年 – 1743年)
渡辺始興(1683年 – 1755年)
深江芦舟(1699年 – 1757年)
中村芳中(生年不詳 – 1819年)
酒井抱一(1761年 – 1828年) – 江戸琳派とも。
鈴木其一(1796年 – 1858年)
池田孤邨(1801年 – 1866年)
酒井鶯蒲(1808年 – 1841年)
村越其栄(1808年 – 1867年)
山本光一(1843年? – 1905年?)
尾形月耕(1859年 – 1920年)
神坂雪佳(1866年 – 1942年)
これら画家や芸術家のなかで、今回展示されたいたのは、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山、中村芳中、神坂雪佳でした。
■「若冲と京の美術 京都細見コレクションの精華」展の様子と印象
「若冲と京の美術 京都細見コレクションの精華」展の様子
4、5年前に上野で若冲展を見た時は、長蛇の列で、1時間ぐらい並んだ記憶があったので、今回も若冲展ということで、予約が必要かもと思いました。
午前中11時ごろに予約なしで行ってみましたが、すぐに入れて、意外に空いていました。
東京からも若冲ファンが高速バスで来る方もいらっしゃる様ですが、土曜の午前中でも大丈夫でした。
「若冲と京の美術 京都細見コレクションの精華」展の印象
若冲の絵が今回の目玉でしたが、何度みても新鮮で、鶏や動物たちの絵は今にも動き出しそうな躍動感があります。展示品は撮影禁止でしたので、こちらは出口のところに展示されていた実物大のレプリカです。
カラーの鶏の絵も迫力があります。一方で糸瓜群虫(へちまぐんちゅう)図のように写実的であって、動きの穏やかな絵も不思議な魅力を感じさせます。
若冲以外の琳派の作品や、江戸時代の人々が京の祭りや文化に親しむ様子、伊勢物語のかるたにみられる達筆で美しい毛筆と色彩豊かな挿絵に目を奪われました。写真を載せられないのが残念です。
■「若冲と京の美術京都 細見コレクションの精華」展の基本情報
アクセスの詳細はこちらを参照ください。Googleマップを示します。
■まとめ
茨城県近代美術館で2022年4月23日(土)~2022年6月12日(日)の間開催されている「若冲と京の美術 京都細見コレクションの精華」展を鑑賞したので、その様子と印象を紹介しました。
ゆったりと若冲が鑑賞できるので、興味がある方は是非足をお運びください。