ローマ市内にあるバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂です。
キリスト教の教会建築として世界最大級と言いますから、今まで見たミラノとフィレンツェの大聖堂、パリのノートルダム寺院をはるかに凌ぐ大きさなわけです。
Wikiによると、創建は4世紀。現在の聖堂は2代目にあたり、1626年に完成したものだそうです。
高さ約120m、最大幅約156m、長さ211.5m、総面積は49,737m2。東京ドーム1個がすっぽり入る大きさです。
バチカン美術館からこちらに来る経路があったのを確認不足で、バチカン市区域の外に出て遠回りをしてしまいました。
おかげで、サンピエトロ広場の長い列に並ぶ羽目に。30分ぐら並びました。
ようやく中に入ると、荘厳な内装と装飾が目に飛び込んで来ます。
やはり、ここに来て必見のミケランジェロの作品、ピエタ像が素晴らしいです。
詳しくは、ここで述べたので、省略します。
美しい黄金色と水色を主体に構成され、装飾が施された天井から、柔らかな陽光が差し込んでいます。
壁には精巧な彫刻や色鮮やかな絵画が組み込まれています。
寺院と言いながら、さながら美術館のようです。
パイプオルガンも素晴らしく豪華な雰囲気です。これが鳴り響くところを聴いてみたいものです。
中を一通り見終わって、外に出ると、カラフルな衣装に身を包んだ門番の方がいました。
お二人とも若者という感じです。
1506年この寺院創設時から続く、スイスの傭兵とのことです。
中世そのままの衣装と槍も当時のまま受け継いでいます。
圧倒的な規模と、内部の精巧美の作品たちの余韻に浸りながら、サン・ピエトロ大聖堂を後にしました。
しばらく歩いて、振り返るとその外観のなんとも言えない荘厳な美しさに、本当に来て良かったと満足感に浸ることができました。