こんにちは。生涯挑戦!をモットーに新大人世代を応援する、こうちゃんです。
武道の達人や、物事に精通した状態になるための重要な要素の1つに、
目の前の集中すべきことへの取り組みをしつつ、
周辺にも気を配り全体像の1部として物事を捉える
と言うポイントに共感を覚えました。
「The art of learning」という本からの学びの1つです。
近視眼的な視点だけでなく、全体像の中で物事を捉える技術を身につければ、何事にも応用できて、
スキルアップにつながると言うことです。
■この本について
「The Art of Learning」と言う本は、9歳で全米チェスのチャンピンとなり、20歳
過ぎてから太極拳を始め、トップレベルになった著者の自伝です。
日本語タイトルは「習得への情熱」です。
自己流の訳ですが、関連する部分を引用しますと、
”リラックスした状態で、周辺のビジョンを取り込んで見れると、視覚の知覚状態は、物事を
もっと広くより豊かに捉えることができるようになる。
例えば本を読んでいる時、目の前の本に集中する一方で、周辺への知覚状態を維持してみよう。
1人の武道家が大勢を相手にする時のように、十分にリラックスいた状態では、周りの状態に
するどい知覚状態を維持しながら、今目の前で取り組んでいる事にも十分な正確さで、
集中した状態をも同時に維持することができる。”
と言う部分です。
■オーケストラプレーヤーとの共通点
この話から、一流のオーケストラプレイヤーが、目の前の楽譜に集中して、作曲家の意図した音楽を
十二分に自分の音で表現しつつ、指揮者の動き、周りの他の楽器からの音、ハーモニー、
リズムも自然に意識しながら、全体構造の中で自分の音を捉えている状態を連想しました。
目の前の狭い範囲からだけの情報収集ではなく、優れたオーケストラプレイヤーの如く、
全体像を意識して情報を捉えることを意識していきたいものです。